+Styleの「+Styleセンサー(CO2温湿度)」をレビューしました。
CO2濃度が測定できるセンサーで、部屋の環境を維持するのに役立っています。
スマートホーム化して早3年、ずっと思っていたこと白状します。
部屋の温度・温度はわかるけど、それだけじゃ部屋の環境わからん!!
我が家は暑いとか寒いとか、乾いてるっぽいとかはわかるんです。
でもね、本当に知りたいのは「部屋の環境が良いか悪いか」。
包み隠さず言えば、「部屋の空気、キレイ?汚い?」、コレが知りたいんです。
となれば、導入するモノはただひとつ。
今回は、+StyleのCO2センサーを紹介します。
リアルタイムで部屋のCO2濃度を教えてくれるので、1台あると本当に便利。
いや、便利以上に「暮らしが変わる」アイテムでした。
CO2濃度が高くなる
⇒換気、サーキュレーター
⇒CO2濃度が下がる
⇒快適な部屋に
今まで以上に部屋の環境が見える化され、よりよい環境を維持しやすくなりました。
CO2濃度が高すぎると、
- 眠気を引き起こす
- パフォーマンスが下がる
- 頭痛や怠感などを感じる
- 睡眠の質が下がる
これらを避けるためにも、CO2センサーって重要。CO2濃度が低いってだけで気持ちが良いものですしね。
と言うことで、我が家でCO2センサーを使った様子をお届けします。
スマートホーム化の一部として、ガチでおすすめです。
- スペック
- 価格
- 開封・外観
- 使い方
- メリット・デメリット
- こんな人におすすめ
以下、ていねいにレビューしていきます。
- CO2濃度測定で暮らしが変わる
- クッキリ大きめディスプレイが見やすい
- バッテリー内蔵で複数の部屋で使える
- 変化の推移を自動で記録できる
- スマートホーム化デバイスとして優秀
- データ保存が1時間に1回
- スタンドが出しづらい
- 価格の高さ
+Styleセンサー(CO2・温湿度)のスペック
製品名 | +Styleセンサー(CO2・温湿度) |
---|---|
表示CO2値範囲 | 400~9999ppm |
CO2値精度 | ±(50ppm+%3MV) |
表示温度範囲 | -20~60℃ |
温度精度 | -20~10°C ±1.5°C 10~55°C ± 0.3°C 55°C~60°C ±1.5°C |
表示湿度範囲 | 0%~99% |
湿度精度 | 0~10%、90~99% ±4.5% 10%~90% ±3% |
測定間隔 | 約3秒 |
電源 | ACアダプター USB Type-Cケーブル一体型:1.5m リチウム充電池:1350mAh |
充電必要時間 | 約3時間 |
バッテリー持ち時間 | ・本体の明るさを10%に設定した場合、19~20時間 ・本体の明るさを50%に設定した場合、11~12.5時間 ・本体の明るさを70%に設定した場合、10.5~11時間 ・本体の明るさを100%に設定した場合、8~9時間 | 本体ディスプレイの明るさでバッテリー持ち時間が異なる
サイズ | 足ゴム:約2.3(H)mm | 約65.0(W)×30.0(D)×105.0(H)mm
重量 | 約151g(本体のみ) |
同梱物 | 製品本体×1 ACアダプター USB Type-Cケーブル一体型×1 クイックガイド兼保証書×1 |
ポイントは以下。
- CO2濃度範囲は十分広い
- CO2だけでなく、温度や湿度も測定できる
- バッテリー内蔵で電源につながなくても使える
- ディスプレイサイズが大きく、見やすい
+Styleセンサー(CO2・温湿度)の価格
2023年12月現在、Amazonにて10,659円(税込)ほどとなっています。
想像よりもお高めな印象。
実際に、この価格のせいで、買い渋っている人も多いです。
僕自身、「スマートホーム化のためにほしいな」と思っていましたが、この価格だけがネックでした。
価格については、デメリットのトコロでくわしくお話しています。
+Styleセンサー(CO2・温湿度)の開封・外観
ここでは「+Styleセンサー(CO2・温湿度)」の開封および外観チェックをします。
開封
それでは開封していきます。
はじめての+Styleのデバイスなのでワクワクです。
ちなみに箱持った第一印象は「意外とデカいな」でした。厚みもありますし、ズッシリ感もあります。
内容は以下になります。
- CO2センサー本体
- 充電ケーブル
- 取扱説明書
いたってシンプル。これが良いです。使う時にまよいませんから。
取扱説明書の内容は、シンプルでわかりやすくまとめられています。初期設定など、特に問題なく進められました。
充電ケーブルはUSB Type-Cですが、コンセントに直結するめずらしくタイプになります。
外観
それでは本体を見ていきます。
保護シートでしっかり守ってあるあたり、良いモノ感があって良いですね。
前面はディスプレイオンリー。
背面には、充電用USBポート、測定用の空気の通り穴、スタンドがあります。
側面には、それぞれ空気の通り穴があります。
上部には、初期設定で使うボタンがひとつ。
下部には、設置する際すべらないよう水色のラバーが付けられています。
手で持つとこんな感じ。
買う前にイメージしていたより、大きめでした。
これ、同じ感想の人多いと思います。
iPhone SE3と並べてみました。
CO2センサーの大きめサイズ、わかっていただけるかと。
同じような製品で、スイッチボット温湿度計プラスと比較してみました。
プラスと言うだけあって、画面大きめのモデルなのですが、それでもCO2センサーのほうが大きいですね。
背面下部のスタンドを見ていきます。
これね、よーく見ればわかるのですが、引き出すための引っ掛かりがありません。
指でスタンドを出すのは至難のワザなので注意です(笑)。
スタンドは下画像の通り、スタンド使うか使わないかの2択です。
僕は今のところスタンドは使用せず、そのまま置いています。
下面にはスベリ止めが付いているので、そのまま置いても安定感があります。水色のカラーもかわいいです。
思ったよりズッシリしているので、その意味でも安定感があります。
背面のUSB-Cポートで充電できます。
実はCO2センサー、バッテリーを内蔵しているので、これ繋がなくても使えます。隠れたメリットです。
初期設定してみました。
基本的にスマホを使って、ペアリング・設定を行います。
ディスプレイはカラーで、クッキリ見やすいです。
文字も大きいので、離れた場所に設置してもOK。
近くで見てもクッキリです。
この手の製品って解像度低くてドット丸見えとかよくあるんですが、それもなし。解像度は十分です。
測定項目としては、
- CO2濃度
- 温度
- 湿度
この3つです。
部屋の温度や湿度も見れるので、活躍の場は広いですよ。
CO2濃度によって、数字の色が変わる仕組みになっています。今は黄色です。
くわしくはこんな感じ。
背景が黒なので、文字が映えますね。
+Styleセンサー(CO2・温湿度)のアプリ
+Styleのアプリは実に使いやすいです。以下がCO2センサーのアプリトップ。
- CO2濃度
- 温度
- 湿度
現在の数値が一目瞭然です。外出先からでもチェックできるのも◎。
CO2濃度、温度、湿度のデータは下画像のように、時間ごとにチェックできます。
どんなタイミングで変化したかがわかるので、快適な部屋づくりにめちゃめちゃ使えます。
「スマートモード」を搭載して、スマートホームとの連動や自動化も可能です。
我が家ではとりあえず、画面の明るさの自動化をしました。
寝るとき:画面を暗く
朝起きたら:画面を明るく
時間で自動化しました。寝るときにまぶしくないので◎です。
+Styleセンサー(CO2・温湿度)のメリット
ここでは「+Styleセンサー(CO2・温湿度)」を使ってみてわかったメリットを紹介します。
以下5点です。
- CO2濃度測定で暮らしが変わる
- クッキリ大きめディスプレイが見やすい
- バッテリー内蔵で複数の部屋で使える
- 変化の推移を自動で記録できる
- スマートホーム化デバイスとして優秀
CO2濃度測定で暮らしが変わる
CO2濃度を測定できるようになって、暮らしが変わりました。
予想しているより、部屋のCO2濃度はすぐ高くなります。
CO2センサーを使いはじめた初日、寝室のCO2濃度が2000ppm超えてびっくり。
「こりゃ対策が必要だ」と、気づきをもらいました。ちなみにCO2濃度はこんな感じ。
CO2濃度 | 人間の能力・健康への影響 |
---|---|
1500ppm~ | 意思決定能力を計測するテストでスコアが悪化 |
2500ppm~ | 試験の合格率が低下 意思決定能力を計測するテストでスコアが悪化 |
3000ppm~ | 自律神経のバランスと相関がある心周期変動の特定周波数成分が変化 |
CO2濃度 | 眠気・睡眠への影響 |
---|---|
1500ppm~ | 主観的な睡眠効率が低下 |
1700ppm~ | 主観的な睡眠の質が低下 |
2500ppm~ | 主観的な眠気が増加 |
2700ppm~ | 眠気の進行を示す脳波が増加 |
3500ppm~ | 主観的な眠気が増加 *自動車実走行で検証 |
しっかり論文などで発表されているので、間違いはなさそうです。
ですので、CO2対策は、おおげさじゃなく暮らしを変えます。
- 換気の仕方
- 24時間自動換気を含め換気扇の使い方
- サーキュレーターの使い方
我が家は賃貸なのですが、「24時間換気」という機能があります。
これまで電気代の関係から、24時間換気はオフにしていました。
それがね、これをオンにしたらCO2濃度ってかなり下がるんですよ。
また、換気扇やサーキュレーターをうまく使うことで、CO2濃度はさらに下げられます。
「換気のタイミング」をつかむのにも、やはりCO2センサーは便利です。
おかげで、我が家の空気は常に新鮮!
身体面でもメンタル面でも、もちろん気持ち的にも良い影響があると感じています。
「部屋の空気を良く保とう!」って意識付けにもなりますしね。
そういった意味で、我が家の環境がひと回りもふた回りも向上しました。
クッキリ大きめディスプレイが見やすい
本体のディスプレイが気に入りました。
- ディスプレイが大きめで文字が見やすい
- 文字はクッキリ、解像度も悪くない
- 明るいので部屋が暗くても見える
まず、CO2センサー手にして思ったことが「思ってたよりデカイ」でした。
スマートホーム関連のセンサーって、小さいものが多いんですよね。
ディスプレイとかおまけ程度で、基本スマホからチェックしろ!みたいな。
でも、本製品はディスプレイが大きく、視認しやすいです。
「なるほど、だから価格がちょっとお高めなのね」、そう感じたほど。
スマホくらいのサイズと言えばわかりやすいかな。
また、発光するタイプのディスプレイなので、暗闇でも見やすいです。
我が家は寝室にCO2センサーを設置しているのですが、電気を消してもチェックできます。
自動設定で、寝る時間はディスプレイの明るさを最低にしているので、まぶしくもないです。
ディスプレイの「サイズ」と「明るさ」で、どんな部屋でも使いやすいはず。
普段からパッと目に入るので、意識付けにももってこいです。
バッテリー内蔵で複数の部屋で使える
StyleのCO2センサーは、なんとバッテリー内蔵。
つまり、電源につながなくても使えるということ。
言い換えると、「いろんな部屋に持ち運んで使える」ということです。
我が家では、メインは寝室、ときたま他の部屋で使います。
- 閉め切っているリビング
- 普段あまり開けないウォークインクローゼット
- CO2濃度校正のためにベランダ
さまざまな場所のCO2濃度をサクッと測定できるのがメリット。
たまに屋外(外のCO2濃度は決まっている)を測定して、おおよそ415ppmくらいならOKと校正にも。
バッテリー持ちも良く充電も速いので、使いやすいです。
バッテリー容量 | リチウム充電池:1350mAh |
充電必要時間 | 約3時間 |
バッテリー持ち時間 | 本体ディスプレイの明るさでバッテリー持ち時間が異なる ・本体の明るさを10%に設定した場合、19~20時間 ・本体の明るさを50%に設定した場合、11~12.5時間 ・本体の明るさを70%に設定した場合、10.5~11時間 ・本体の明るさを100%に設定した場合、8~9時間 |
いつもは決まった場所、ときどき他の部屋にも、そんなシームレスな使い方ができるのが◎。
部屋ごとで数値がかなり変わるので、測定してみるとおもしろいですよ。
変化の推移を自動で記録できる
+StyleのCO2センサーは、自動でデータを保存してくれます。
具体的に、こんな感じ。
僕らが寝静まった頃、寝室のCO2濃度はギュイーンと高まっています。
9畳くらいの寝室に家族4人で寝ているので、空気はどんどん汚くなっていたのでしょうね。
と、これに気づけたのは、間違いなく+StyleのCO2センサーのおかげ。
もしこれがなかったら、よどんだ空気の寝室で、僕らはこれからも寝ていたでしょう。
気づけなかったらと思うと…ゾッとします。
- 部屋の空気の異常をいち早く知れる
- どうすれば空気がキレイに保てるか検証できる
- 部屋の空気の入れ替えタイミングに使える
この点で、CO2濃度データを日時毎に見れるのは大きなメリットです。
見えなかった部分を見える化できたので、理想の部屋作りに役立っています。
ちなみに実際にCO2対策することで、深夜にCO2濃度はそれほど上がらなくなりました。
我が家でのCO2対策は、以下の記事にまとめました。
あわせて読みたい(追記します)
スマートホーム化デバイスとして優秀
スマートホーム化を進めている我が家ですが、「温度」と「湿度」しか測定してきませんでした。
それで特に困りはしなかったですからね。
でもCO2センサーを使ってみて、「これはスマートホーム化に必須だ」とすら感じました。
だって、CO2濃度の結果を見る限り、我が家の寝室は理想とは程遠かったですから。
部屋の環境をくわしく知ることが、快適な部屋への第一歩だと思います。
その点でCO2濃度を測れるCO2センサーは、我が家の大きなブラスになってくれました。
+StyleのCO2センサーは、スマートホームとの相性は間違いなく良いです。
「スマートホーム化を進めている一家に一台」、+StyleのCO2センサー、おすすめします。
+Styleセンサー(CO2・温湿度)のデメリット
ここでは「+Styleセンサー(CO2・温湿度)」を使ってみてわかったデメリットを紹介します。
以下3点です。
- データ保存が1時間に1回
- スタンドが出しづらい
- 価格の高さ
データ保存が1時間に1回
データの自動保存が便利な+StyleのCO2センサーですが、データ保存は1時間に1回だけ。
もうちょっと刻んでほしいのですが、刻み幅の変更は今のところできないようです。
例えば、換気扇を付けたときにCO2濃度はどう変化するか?
本体のディスプレイでは数秒に1度変化するので、動きはわかるんです。
でも、それがデータ化されないんですよね〜。
できればアップデートがほしい点でした。
スタンドが出しづらい
背面には、スタンドがついています。
斜めに配置できるので便利!なのですが、ちょっと不便な部分が
それが「スタンドが出しにくい」こと。
引っ掛かりがないので、指だけでは難しいです。
何かしらスタンドを出しやすくする仕組みがあれば◎でした。
価格の高さ
デメリットの最後は「価格」。
日によって上下しますが、おおよそ1万円台で販売されています。
ちょっと手を出しづらい価格ですよね~。
温湿度計とかは数千円で買えるのに、CO2濃度となると跳ね上がります。
「複数台買ってもいいな〜」くらいの価格帯になってくれるとうれしいです。
- 本体の質感良い
- ディスプレイもキレイ
- おもちゃ感がない
これらの点から、価格が高くなるのもわかるんですけどね〜。
ただ、価格以上のご利益があるのは事実。快適な暮らしを買うと思えば安いかもです。
+Styleセンサー(CO2・温湿度)はこんな人におすすめ
- 部屋の環境の良し悪しを把握したい人
- スマートホームを進めている人
- 空気質を管理して、快適な部屋をつくりたい人
たかがCO2濃度、されどCO2濃度。
CO2濃度を測定するだけで、思った以上にご利益があります。
その点で「快適な暮らし」がしたいならば絶対おすすめ。
特にスマートホームと連結しての管理は、思った以上に便利です。
今の暮らしの現状を知るためにも、+StyleのCO2センサーおすすめします。
+Styleセンサー(CO2・温湿度)のレビューまとめ
「+Styleセンサー(CO2・温湿度)」を紹介しました。
「CO2濃度を測定する意味」ってなかなか気づけないもの。
どんなメリットがあるなんて、想像しにくいですからね。
- 部屋の環境に対する意識が変わる
- 換気の仕方や家電の使い方が変わる
- そして、「暮らし」が変わる
ただ実際にCO2濃度を測定してみて、
思ってた以上に我が家へのインパクトは大きかったです。
「ちょっと換気しよう」だとか、「部屋の空気の流れを見直そう」とか、意識まで変えてくれました。
また、CO2濃度を上げない暮らしにシフトチェンジしたので、その効果も今後楽しみです。
睡眠の質とか、頭の回転とか、向上してくれたらうれしいな。
そんな期待もしつつ、またひとつ「気持ちの良い部屋」がつくれて良かったです。
アバウトだけど「気持ちの良い部屋」、+StyleのCO2センサーで目指しませんか?
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