サウナ、交互浴ファンの皆さま、水風呂お好きですか?
なんて質問は、もはや愚問かもしれませんね。
水風呂は、サウナにおいてご褒美、至福の時間です。
今回の記事のテーマは「水風呂」、もっと詳しく言えば「グルシンの水風呂」について。
ここで改めて質問です。
「グルシンの水風呂」ってご存じですか?
簡単に言えば、「温度が10℃以下の水風呂」のことを言います。
今回は、そんなめちゃくちゃ冷たいグルシンの水風呂を、ガッツリ堪能した様子をレポートしました。
- 効果・効能
- 気持ち良かったかどうかの体感
- ととのいに与える影響は?
主に「普通の水風呂と比較してどうだったか?」を明らかにしていきます。
- 水風呂大好きな人
- サウナーとしてさらなる高みを目指したい人
- 普通の水風呂じゃもう満足できないサウナバカ
そんな人たちに、ぜひ見ていただきたいと思っています。
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サウナのグルシン(シングル)とは?
グルシンとはなんぞや?
そもそも一般的な水風呂って何℃?
そんな疑問にまずお答えします。
グルシンとは「温度が10℃を下回る水風呂」のことを言います。
シングルを逆にしただけのサウナ用語です。
水風呂の中でも、ハチャメチャに冷たい水風呂です。
水風呂に関する、個人的感覚をお話しすると・・・。
20℃以上:ぬるい
15℃以上20℃以下:まぁまぁ冷たい(一般的な水風呂はこのくらい)
15℃以下:かなり冷たい
比較対象として、プールの温度が23℃よりも高いくらいだとか。
そう考えると、グルシンは「未知の領域」であることは間違いなさそうです。
では、その「未知の領域」に足を踏み入れ、効果を体感した詳細レポートを、以下ご覧ください。
グルシンの水風呂の特徴|効果・効能
ここでは、僕自身がグルシンの水風呂で体感した特徴を紹介します。
以下7点です。
- 入るとき声出る冷たさ
- 手先足先がヤバイ
- 少しピリッとした感覚
- 羽衣ができない
- 入れて1分
- ととのいは深い(気がする)
- 心拍数はそこまで下がらない
入るとき声出る冷たさ
まず、当たり前なんですがこれから言わせてください。
もうハチャメチャに冷たい、冷たすぎる。
これまで多くの水風呂に入ってきましたが、そのどれよりも圧倒的に冷たいです。
ホントに声が出ます。心の底から「ハァ~」みたいな。
グルシンの水風呂に入っている人・・・大体声出して冷たさに驚いています。
僕が見かけた80歳くらいのおじいさんは、「ハァ~ハァ~ハァ~ハァ~」みたいな声をあげ、長時間、グルシンの水風呂にインしていました。
不謹慎ですが「死ぬんじゃないかな?」そう思ったほど(笑)。
無事にご帰還されましたが、笑っちゃうほど冷たいのが、このグルシンの水風呂の大きな特徴です。
手先足先がヤバイ
グルシンの水風呂・・・手足足先が特に尋常じゃなく冷たいです。
「ああ、もう無理」、手先足先がしびれるような感覚。
人によっては痛いとさえ感じるんじゃないかな?
あまりにもヤバイので、手先はワキに挟んで防御しましたが、足先は無理ですね。
足先防御するには、とんでもないポーズにならなきゃ無理です。
少しピリッとした感覚
全身が少しピリピリした感じになります。
夏、BBQやお祭りで、氷がガンガンに入った水にビールとかジュースとか冷やしますよね?
それに手を突っ込んでいる感覚が近いです。
「地下汲み上げの水風呂は肌にやわらかい」と言いますが、その正反対にあるのがグルシンの水風呂。
やわらかいかどうかなんて関係ない。とにかく皮膚表面から熱を奪う。
そんな感覚で、肌を突き刺す冷たさでした。
羽衣ができない
ここ注目。羽衣がなかなかできないです。
羽衣ってご存じですか?
羽衣とは、水風呂に入ると、最初は冷たいけどだんだん慣れて気持ち良くなってくるソレ。皮膚と水の間にうすい熱の層ができるという考え(ホントかどうかはさだかではない)を元に、その熱の層を羽衣と呼ぶ。
この羽衣をはることさえ許さないのがグルシンの水風呂です。
初めて入った時は、正直ビビりました。
通常の水風呂だと、遅くとも10秒くらいで水の冷たさに慣れ、気持ちよくなっていくものです。
グルシンの水風呂はそうもいきません。
体感では、20~30秒待ってようやく少し慣れる程度。
YouTubeでグルシンの水風呂に入ってすぐに出てくる人を見て、
なぁにそんなに早く出てきてんだよ、羽衣できるまで待てよ!
そう思っていたのですが、そもそも羽衣ができないみたいです。ご注意を。
入れて1分
個人的な感想になるのですが、グルシンの水風呂は入れて1分くらいだと感じました。
それ以上は、危険が伴うくらい冷たいです。
めちゃめちゃ我慢して、何秒入れるか試したら、50秒でした。
もうめちゃくちゃ冷たくて、ととのうまえに昇天しそうでした(笑)。
もちろん人にはよるとは思うのですが、おそらく普通の人間なら入れて1分前後だと思います。
我こそはという人は、グルシンの水風呂に何秒入れるか、ぜひとも試してみてください。
ととのいは深い(気がする)
ここは僕の体感でしかないので、あくまで参考程度に聞いてください。
グルシンの水風呂に入ると、ととのいは深くなる気がしました。
と言うのも、外気浴しようと寝っ転がって目を閉じると、速攻ととのいました(笑)。
頭の中がくるくる回るような感覚が、いつもより深く感じ取れました。
我がサウナ人生でも、トップクラスのととのい方でした。
「これがグルシンの効果か~」、なんて1番感じたのがココですね。
心拍数はそこまで下がらない
これまでの経験上、深くととのったときは心拍数が低くなる傾向があります。
ただ、グルシンの水風呂では、それほど大きく下がりませんでした。
グルシンの水風呂でとった心拍数データを公開します。
サウナ・水風呂・外気浴(サウナセッション)を計4回繰り返しました。
山が4つあるのがわかると思います。
見てほしいのは、心拍数の谷の部分(赤丸で囲ったところ)、最も心拍数が下がっている部分です。
一般的なサウナの場合、この最低心拍数がおよそ70程度まで下がります。
ただグルシンの水風呂では、各サウナセションにて最低心拍数が平均85くらいでした。
グルシンの水風呂が冷たすぎて長く入れないことが理由。
身体が冷える前に限界を迎え、水風呂から上がってしまうのです。
特にサウナセッション1回目は、グルシン水風呂が冷たすぎて速攻上がってしまい、身体を冷却できませんでした。
心拍数がドキドキした状態のままで水風呂から出てしまったワケです。
これがグルシンの水風呂の特徴だと考えられます。
ただ、ととのうことは間違いないので、グルシンの水風呂には特別な何かがあるのかもしれませんね。
ちなみに、心拍数は「Mi band」を利用して測定しています。
結局グルシンの水風呂は気持ちいいの?
結局、ココが1番重要ですよね。気持ち良さ。正直に話しますよ。
グルシンの水風呂はクセになる気持ち良さです!
初めは「いやもう無理だろ!」なんて思うのですが、サウナでフツフツと温まり、水風呂欲求が強くなってくるとなぜか「グルシン水風呂入りたい」、そう思ってしまうのです。
今回行った温浴施設には、強冷水風呂(グルシンの水風呂)と普通の水風呂、ふたつありました。
もしグルシンの水風呂が無理なら、普通の水風呂に入ればよいのです。
今回のサウナセッション計4回…全部グルシンの水風呂に入りました。
それくらいクセになると言うか、それじゃないと物足りないと言うか、とにかくグルシンの水風呂には魅力があるのです。
これは体感していただかないとわからないことかもしれません。
グルシンは体験する価値アリ|ただし上級者向け
グルシンの水風呂・・・入りたくなったのでは?
実際に体感しないとわからないことが多いのが事実。
サウナ好きなら、一度はグルシンの水風呂にチャレンジをおすすめします。
ただし、水風呂に慣れていない人には、グルシンの水風呂はハードルが高いのが事実。
グルシンの水風呂に挑戦する際には、普通の水風呂に慣れてからが無難かもしれません。
そういう意味で、グルシン水風呂は上級者向けだと感じました。
ちなみに、グルシンの水風呂入った当日の睡眠の結果がすごいことになったので、最後に紹介します。
100点満点で99点という結果。
こんな超高得点、これまで睡眠データを計測してきた中で初めてです。
グルシンの水風呂は「睡眠にも良い影響を与える」のかもしれませんね。
あくまで参考程度ですが、そんなうれしい影響もデータとして見ることができました。
ぜひ皆さまも、グルシンの水風呂を体験してみてくださいね。
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