Edifier M60をレビューしました。
小型なのに高音質、何より見た目がかっこいい、デスクで使いたいスピーカーでした。
デスクに置くのに最適なスピーカーをお探しの方に朗報です!
Edifierから、デザイン性と音質を兼ね備えたスピーカー「Edifier M60」が登場しました。
ポイントは3点!
コンパクト設計 | デスクに置いても邪魔にならない省スペースデザイン |
良サウンド | 小型ながらも臨場感のあるクリアな音質 |
スタイリッシュなデザイン | マットな単色ボディで洗練されている |



デスクで愛でたくなる、そんなスピーカーに仕上がっています。本当にかっこいい。
価格的にも魅力的で、2万円台という手頃な価格で購入できます。コスパの面でもかなりおすすめです。
- スペック
- 開封・外観
- 使い方
- メリット・デメリット
- こんな人におすすめ
これ1台あるだけで、デスクがグッと引き締まります!以下、ていねいにレビューします。


- Bluetoothで接続が簡単&スムーズ
- フラットでバランスの取れた音質
- 音に奥行きがある
- コンパクトだからデスクに置きやすい
- シンプルだけど高級感あるデザイン
- タッチ式ボタンの操作がはじめは難しい
- インプット数が少なめ
Edifier M60のスペック

製品名 | Edifier M60 |
---|---|
総出力(RMS) | 高音域 15W x2 中低音域 18W x2 |
ドライバーユニット | 3インチ ロングスロー アルミダイヤフラム 中低音ドライバー 1インチ シルクドームツイーター |
周波数応答 | 58Hz-40kHz |
信号対雑音比 | >85dB (A) |
オーディオ入力 | 1/2インチ ステレオ (3.5mm AUX) USB-C Bluetooth |
Bluetooth | V5.3 |
コーデック | SBC, LDAC |
入力感度 | AUX:500+50mV USB-C:450+50mFFS Bluetooth:450+50mFFS |
寸法(幅 x 高さ x 奥行) | 100mm x 168mm x 147mm |
正味重量 | 3.07kg |
Edifier M60の開封・外観


ここでは「Edifier M60」の開封および外観レビューをします。
開封
それでは開封していきます。

まず外箱ですが、EDIFIERのブランドとM60のゴールドのロゴが施されていて、高級感がありつつスタイリッシュなデザイン。開封前からワクワク感を高めてくれます。


同梱物は以下になります。
- Edifier M60本体
- スピーカースタンド
- 電源ケーブル
- スピーカー接続ケーブル
- 3.5mm-3.5mmオーディオケーブル
- 3.5mm-RCAオーディオケーブル
- USB-Cケーブル
- クイックスタートガイド
- 重要な安全に関する注意事項

取扱説明書は日本語対応です。

オーディオケーブルやUSBケーブルなど、使えるケーブルがすべて同梱しているのはうれしいポイントでした。単品で買うと1000円くらいしますからね。

アルミ素材のスピーカースタンドが付属するのもうれしいポイントでした。M60自体がコンパクトなため、平置きすると音の方向性がやや低くなります。スタンドを使うことで、15°の角度で斜め上にスピーカーを向けられる設計で、音が耳元に届きやすくなります。高級感はそれほどありませんが、すべり止めが付いている等、気が利いていたスピーカースタンドだと感じました。




スピーカースタンドにM60を設置してみました。相性良いと思いませんか?はじめは「スピーカースタンドもブラックが良かったな」って思っていたのですが、実際にデスクに置いてみると、シルバーカラーがデスクの天板と馴染んで、これはこれでアリだと感じました。

外観
それでは、Edifier M60本体を見ていきます。カラーはブラックをチョイスしました。他に、ホワイトモデルが用意されています。ブラックのマット仕上げのボディに、ツイーター部、ウーファー部が配置され、下部にはEDIFIERのゴールドのロゴ…質感が良いです。「高級感」というよりは、「洗練されたガジェット感」が漂うデザインです。

このオールブラックなデザイン、シブいですよね~。デスクに合わせやすいカラーだと思いました。シンプルながらも、各パーツの配置やディテールにこだわりを感じます。「音質」とは直接関係ありませんが、「デスクに置きたくなるデザイン」もスピーカー選びの重要な要素だと実感しました。

本機の最大のポイントの「サイズ」を見ていきます。まず、僕の手やカードとくらべてどうです?小さいと思いませんか?寸法(幅 x 高さ x 奥行)は、100mm x 168mm x 147mmと、どの辺をとっても20cm未満です。このサイズ感のおかげで、デスク上のスペースが限られていても、スムーズに設置可能です。


このように、片手で持てるサイズになっています。移動やレイアウト変更も簡単です。スピーカーを片手で持ち上げる機会は少ないですが(笑)、コンパクトさは大きな魅力ですね。

僕がこれまで使ってきたスピーカースタンドとM60を比較してみました。もはやM60のほうが小さいです。このスピーカースタンドはお蔵入りしました(笑)。

M60の背面には、インプット・アウトプット、バスレフポートが配置されています。

インプットは以下の通りです。
- AUX IN
- USB IN
個人的にはBluetooth接続をメインで使うので、有線端子はあまり使用しませんが、選択肢が用意されているのはうれしいポイントでした。ただ、インプットの数自体は少なめで、複数の機器を同時接続する用途などには制限があります。


また、バスレフポートが、コンパクトな筐体ながらも厚みのある低音を生み出す要因のひとつとなっています。実際に使用してみて、セッティングの違和感も感じませんでした。


底面には、ゴム製のインシュレーターが4隅にはじめから装備されています。はじめから付属する点が「わかってるな〜」と感じました。インシュレーターは、すべり止めとしての役割もありそうです。


インシュレーターの高さは画像の通りです。しっかりと振動を抑えてくれていて、音への影響は大きいですね。

地味な部分ですが、こうした小さなことの積み上げで、Edifier M60の高音質は作り上げられているように感じました。




実際に、デスクの両サイドに設置してみました。コンパクトなサイズで場所をとらない点がとても気に入りました。




このサイズ感ですからね。大きすぎず、小さすぎず、ベストなサイズ感。設計のバランスが絶妙です。




Edifier M60の使い方


ここでは「Edifier M60」の使い方を紹介します。
配線方法
M60のセットアップは非常に簡単です。以下の手順で接続できます。
付属する「スピーカー接続ケーブル」で、左右のスピーカーを接続します。




右スピーカーに電源ケーブルを接続し、電源をとります。




「AUX IN」もしくは「USB IN」にケーブルを接続します。Bluetooth接続の場合はオーディオケーブルの接続必不要です。





以上で「Edifier M60」からは音が出ます。簡単設定ですね。
アプリ
M60は、専用のスマートフォンアプリ「EDIFIER ConneX」に対応しています。
まずは、「GooglePlay」もしくは「App Store」でアプリをダウンロードします。ダウンロード後は、スマートフォンとM60をペアリングします。




アプリのメイン画面は以下です。シンプルなUIで、説明書等を見ずとも直感的に操作できます。


アプリを使えば「入力ソースの切り替え」、「イコライザー」、「音量調節」が手元で行えます。スマートフォンをリモコンのように扱える感覚ですね。






「マイデバイス」では、以下の項目の確認・調整が可能です。


「HDオーディオコーデック」では、「LDAC」に関する設定ができます。個人的にはAndroid機を使って音楽を聴くことが多いので、LDACは最高音質で設定しています。






「インテリジェント・バックライト」では、M60本体の操作パネルの点灯時間や感度の調整ができます。「電源オフ」では、名前の通りスマートフォン側でスピーカーの電源を落とすことができます。






電源と同様に、Bluetooth接続の切断もスマートフォン側でできます。




アプリを使えば「イコライザー」の細かい設定ができます。設定したイコライザー設定をシェアしたりもできるみたいですね。






実際に、スマートフォン内に保存した音源やSpotifyなどのストリーミングサービスを利用して音楽を聴きテストしました。




本体の操作方法
M60は、右スピーカー上部に配置されたタッチパネルで操作します。直感的なタッチ操作に対応しています。
操作パネル中央の電源ボタンを長押しで電源が入ります。手を近づけると感知し、自動的にバックライトが点灯するスマートな仕様です。電源をオフにする際も、同じく長押しで操作します。


電源ボタンを短くタップすると「ソースの切り替え」ができます。ソースごとに異なる色のLEDが割り振られており、視覚的にも分かりやすくなっています。




音量の上げ下げやミュート操作も、タッチパネルから行えます。


Edifier M60のメリット


ここでは「Edifier M60」を使ってみてわかったメリットを紹介します。
以下5点です。
- Bluetoothで接続が簡単&スムーズ
- フラットでバランスの取れた音質
- 音に奥行きがある
- コンパクトだからデスクに置きやすい
- シンプルだけど高級感あるデザイン
Bluetoothで接続が簡単&スムーズ




まずうれしいのが「接続方法」で、Bluetooth対応で無線接続が可能です。
ケーブルを用意する必要なし | 配線の手間がない |
デスク周りがスマートに | ケーブルが絡まず見た目がスッキリ |
置き場所を選ばない | 自由なレイアウトが可能 |





ケーブルレスなのは快適ですね。見た目的にも◎です。
一般的に、Bluetooth接続は「接続の手間や安定性」に問題があるケースが多いです。
接続が面倒だったり、音が途切れ途切れだったら、Bluetooth接続のご利益は薄れます。
ただその点、「Edifier M60」は実に優秀です。
接続性 | スピーカーを起動すると瞬時にペアリング |
安定性 | 音の途切れもなく、常にクリアな音質を維持 |


実際に使ってみても、ストレスはまったく感じず、むしろそのスムーズさに驚きました。
僕はどちらかといえばスピーカーは有線派だったのですが、「この使い勝手だったらBluetooth接続の方が良い」と感じるほどでした。
無線接続のスピーカーに抵抗がある人でも、快適に使えるはずですよ。
フラットでバランスの取れた音質


音質は、高音、中音、低音のバランスが取れた、比較的フラットな音づくりがされています。
言語化すると、個人的な印象としては、
高音 | クリアだけどしっかり鳴る、耳に心地よくスーッと響く印象 |
中音 | やや弱め、ただ埋もれることはない |
低音 | やや強め、音に厚みを持たせてくれる、本スピーカーの軸はここ |



色付けが少ない音だからこそ、どんなジャンルの音楽にも合い、幅広いユーザーに適しています。
ただ、「トガッたスピーカーが好みの人」、例えば低音がズンズンなるスピーカーが好みの人には、やや物足りないかもしれません。
その点で、「Edifier M60」の音の特性をしっかり理解した上での購入をおすすめします。
- やや低音よりで、高音もしっかり鳴る
- 中音も埋もれず、通りが良い
- 大音量にしなくても、小さな音量でもしっかりとした音の存在感
総じて、満足度が高い仕上がりです。
音に奥行きがある


「Edifier M60」をはじめて鳴らした時の第一印象がこれでした。
音に奥行きがある!
どんなジャンルの音楽でも立体感を感じ、「まるで映画の中に引き込まれるような」、そんな感覚になりました。
- 薄っぺらい安物の音ではなく、オーディオ機器として洗練された音が鳴る
- 音の重なりが少ないシンプルな音楽よりは、多重に音をのせた複雑な音楽のほうが合う
- 良いヘッドホンで聴いているかのような深みを感じられる
高級オーディオとくらべれば劣る部分もありますが、一般的なスピーカーとは別格の「ツヤのある音」が魅力的です。
デスクに設置する際は、スピーカースタンドごと自分に向けるようにすると、より音を楽しめます。


テレビによくあるダイナミックモードのようなものとは一味違って、「音楽用としてしっかり最適化されている」ようにも感じました。
コンパクトだからデスクに置きやすい


「Edifier M60」の大きなメリットのひとつが、やはり「サイズ」です。
以前はBEHRINGERのモニタースピーカーを使っていたのですが、誇張なしでサイズが半分以下になりました。
スピーカーは場所を取るため、デスク環境によっては設置が難しいこともあります。
そんな中、Edifier M60は、ほとんどのデスクで問題なく置けるんじゃないかな。
寸法(幅 x 高さ x 奥行) | 100mm x 168mm x 147mm |
重量 | 3.07kg |


幅も奥行き高さも、かなり小さく設計されています。
大きめのモニターとも干渉しにくく、デスクの両サイドにコンパクトに設置できます。





「スピーカーを置きたいけど、スペースがない」と悩んでいる人には、ぜひ本製品を検討してほしいですね。
シンプルだけど高級感あるデザイン


メリットの最後は、「デザイン」です。
どうせデスクに置くなら、おしゃれなスピーカーにしたいですよね。
その点で、「Edifier M60」には大きなアドバンテージがあります。
- コンパクトでムダのないデザイン
- マットな単色カラーがおしゃれ
- タッチ式の近未来的なボタン




シンプルでありながら、デスクのアクセントとして存在感あるデザインになっています。
個人的には、モニターの両サイドの低い位置にEdifier M60を配置した「低重心なスタイル」が気に入りました。
これまでのスピーカーはサイズが大きく、モニター横までせり出していたため、見た目がスッキリしなかったんですよね。
その点、Edifier M60はコンパクトで洗練された印象を与え、デスク環境をスマートにまとめてくれます。
「見た目も重視したい!」という人には、間違いなくおすすめできるスピーカーです。


Edifier M60のデメリット


ここでは「Edifier M60」を使ってみてわかったデメリットを紹介します。
以下2点です。
- タッチ式ボタンの操作がはじめは難しい
- インプット数が少なめ
タッチ式ボタンの操作がはじめは難しい


「Edifier M60」には物理ボタンがなく、すべてタッチ式ボタンで操作する仕様になっています。
このタッチ式ボタンの操作に、はじめは手こずりました。
ボタン長押しで電源オンはいいのですが、モード切り替えなど、ライトのカラーも変わったりして「???」となることが何度かありました。
今ではスムーズに操作できるようになりましたが、最初は説明書を確認しながら使う必要があると思います。
物理ボタンがないのは外観的にはスマートでかっこいいのですが、操作性の面ではやや使いにくさも感じました。
インプット数が少なめ


「Edifier M60」はあくまでスマホやPCとの無線接続をメインに考えられているスピーカーだと感じました。
というのも、やはり音の入力(インプット)端子の数は少なめです。
オーディオ入力 | 1/2インチ ステレオ (3.5mm AUX) USB-C Bluetooth |
例えば「オーディオインターフェースとつなごう」と思ったときに、適したインプットなく困った場面がありました。
個人的にDTMをするので、他のスピーカーくらべると拡張性の面で物足りなさは感じましたね。
ただし、「PCとスマホでしか音を鳴らさないし、無線のほうが良い!」という人には、間違いなくハマるスピーカーだと感じました。
Edifier M60はこんな人におすすめ


PCデスク用のスピーカーを探している人:
スピーカーの中でもコンパクトなものを探している人:
シンプルなデザインと機能性を重視する人:
Edifier M60のレビューまとめ


「Edifier M60」を紹介しました。
我が家のPCデスクにEdifier M60を設置し、今、ブログ書きながら音楽をかけています。
やっぱり最大の魅力は「コンパクトさ」だと思いました。本当にデスク上がスッキリ!
そのコンパクトな設計に、「良好な音質」や「シンプルデザイン」が加わり、「デスクにぴったりのスピーカー」ができあがっています。
今もM60を眺めながら、「良いスピーカーだな」としみじみ感じています。



ぜひ「Edifier M60」でデスクを彩るとともに、日常を良い音で満たしてほしいです。


オーディオ関連のおすすめ記事









