五月病、自律神経失調症でお悩みの皆さま。
あなたは「一番嫌いな時期」ってありますか?
暑い夏がダメ
寒い冬は嫌い
花粉が飛ぶ春はイヤ
人によっていろいろだと思います。
そんな中、筆者のお話しを少しさせていただくと、僕は「五月」が嫌いです。
と言うのも、これまでの経験上「自律神経が一番乱れる時期」が五月だと思っているからです。
僕(プロフィールはこちら)は数年前、自律神経失調症になり、そして完治した経験があります。
今では、つらく苦しかった症状も収まり、なに不自由ない生活を送っています。
ただ、五月から梅雨の終わりくらいまで、自律神経の乱れからくる症状に悩まされることがあります。
ふと思い返すと、自律神経失調症が始まったのも「この時期」のことでした。
そこで思ったのです。五月病と言う病気について。
「五月病という名前だけど、それって自律神経の乱れからくる症状なんじゃないの?」
これまでの経験から、そう思う節が強く、さらにTwitterで調べても同じような症状に悩まされている人が、この時期にたくさんいることがわかりました。
だとすれば、五月病という言葉で片づけておくのはつらいんじゃないか?
そう考えるようになりました。
本記事ではそんな人たちに少しでも参考になる情報を提供できたらと思っています。
なんだか五月くらいから謎の体調不良が続く
やる気が出なかったり、だるかったりする
五月病という言葉を自分に言い聞かせて知らないぷりをしている
こんな人には、是非読んでいただきたい内容となっています。
五月病とは?
五月病とは・・・知らない人はほとんどいないと思いますが、答えろと言われたらなかなか難しいと思いませんか?
そのため、Wikipediaで調べてみました。
日本においては、新年度の4月には入学や就職、異動、クラス替え、一人暮らしなど新しい環境への期待があり、やる気があるものの、その環境に適応できないでいると人によってはうつ病に似た症状がしばしば5月のゴールデンウィーク明け頃から起こることが多いためこの名称がある。医学的な診断名としては、「適応障害」あるいは「うつ病」と診断される。
発症に至る例としては、今春に生活環境が大きく変化した者の中で、新しい生活や環境に適応できないまま[1][2]、ゴールデンウィーク中に疲れが一気に噴き出す[1]、長い休みの影響で学校や職場への行く気を削ぐ[3]などの要因から、ゴールデンウィーク明け頃から理由不明確な体や心の不調に陥る、というものがある。
引用:Wikipedia(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%94%E6%9C%88%E7%97%85)
どうやらこういうもののようです。
実際に、なんだかだるかったり、やる気が起きなかったり、漠然とそんな気分になる。
五月という時期・・・あなたはこのように感じたことはありませんでしょうか?
五月病チェック
では、五月病とはどんな症状なのか、具体的に見ていきましょう。
ご自身の症状と照らし合わせて、チェックしてみてくださいね。
抑うつ
無気力
不安感
焦り
不眠
疲労感
食欲不振
やる気が出ない
人との関わりが億劫
いかがですか?
これらの症状・・・五月頃に感じたことがあると言う人は多いのではないでしょうか?
筆者も、実際に五月になると感じる症状が多々ありました。
そして、これを見て「ピーンときた」ことがあります。
それが、この五月病の症状は、実際に僕が数年前に経験した「自律神経失調症そのもの」なのではないか?と言うことです。
五月病の症状は自律神経失調症に似ている
自律神経失調症の経験者である僕の目から見て、五月病は非常に自律神経失調症の症状と似ています。
特に「精神面の症状と肉体面の症状が同時にでるところ」がです。
肉体面の症状が悪化して精神に来るのか?
はたまた、精神面が肉体に悪い影響を及ぼすのか?
そんな、自分ではコントロール不能な状態になりえるところも、とても似ていると思います。
では、なぜ五月だけ、五月病と言う「特別な病名」がついているんでしょうか?
季節の変わり目は体調不良になりがち
五月という時期。それは、季節の変わり目にあります。
快適だった春という季節から、少しづつジメジメした暑い季節に移行していきます。
極端に涼しかったり寒かったりする日もあれば、極端に暑い日などもあり、精神的にも肉体的にも「不安定な日々」を送ることとなります。
眠りも浅くなり、なんだか気分的にも晴れない状況が続きます。
そういう毎日を過ごしていると、少しづつ少しづつ乱れていくのが自律神経。
事実、僕が自律神経失調症を発症したのが、この季節でした。
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自律神経失調症の初期症状
実際に、僕が体感した自律神経失調症の初期症状をご紹介します。
風邪ひいたときのような症状(倦怠感、微熱)
お腹の張り
耳の違和感
疲れ
やる気のなさ
これらの症状にただ漠然と悩まされていました。
同じような症状になった経験はありませんでしょうか?
「なぜだかわからないけど体調が悪い・・・五月病かな?」
そういう風に、自分に言い聞かせている方、いませんでしょうか?
僕の場合、なぜそうなったのか理由もわからず、ただ病院で風邪薬や胃腸薬、鼻炎スプレーなどを処方され、自律神経失調症はどんどんどんどん悪化していきました。
五月病は自律神経失調症になる前触れではないのか?
ここで、今回の記事のキモの部分に迫ります。
自律神経失調症にかかり、そしてそれを克服した自分だからこそ、気づけたことをお教えします。
筆者は、「五月病は自律神経失調症の初期症状なのではないか?」と考えています。
と言うのも、この季節、同じような症状に悩まされている人たちを山のように見かけるからです。
Twitterで検索してみても「おそらく自律神経失調症だろうな・・・」という人たちを、たくさん見かけました。
季節の境目という不安定な時期、精神的にも肉体的にも、かなりガタがきている方が本当に多いです。
この季節独特の症状、五月病と言う名前が付けられ、比較的軽めに見られがちなこの病気。
視野を広げてみると、五月病は「自律神経失調症の入り口に立っている状態」と言えるのではないでしょうか?
五月病(自律神経の乱れ)を甘く見ると痛い目にあう
だからこそもうひとつ。
五月病と言う、「誰しもが知っているありふれた病」を、軽く見ないで欲しいということ。
なんだか身体がおかしいと思っても、不安感が募ってきても「きっと五月病だから大丈夫」なんて、紛らわせている方いませんか?
僕の場合がそうだったんです。
「きっとすぐ治るだろう・・・」なんて、自分で自分に言い聞かせていました。
そうして僕は、五月病(のような症状)をこじらせ、非常につらい思いをしました。
今になって思うのは、初期症状の時点で、自分の状況をしっかり理解し、改善するための行動をとっておけば良かったと言うこと。
自律神経失調症を克服した今でも、五月付近の季節の変わり目には「自律神経が乱れているな~」なんて思うことが良くあります。
でも今では、この初期症状をしっかり見極め、対策を打っているからこそ、自律神経失調症まで悪化することはなくなりました。
だからこそ「五月病を五月病で終わらせること」が、夏に向けて自律神経失調症で悩む人を少なくするための鍵であると考えられます。
五月病は自律神経失調症の前触れ
ここまでのことをまとめます。
五月病の症状は自律神経失調症にとても似ている
五月は季節の変わり目で自律神経が乱れやすい
五月病は自律神経失調症の前触れかもしれない
五月病だと感じた時点で対策をとれば自律神経失調症をこじらせることはない
「なんだか変だな?」
「なんか身体に違和感がある」
「理由はわからないけどなにかがおかしい」
そんな、身体の小さな変化や違和感を見逃さないことが、自律神経失調症をこじらせないためには重要です。
だからこそ、そのトリガーである五月病の症状を軽く見てはいけないと思っています。
気づきが早ければ早いほど、回復までが早いです。
この記事を読んでいる方は、おそらくなにかしら身体に異常を感じている人だと思います。
その小さなトリガーを引いてしまわぬよう、是非、小さな気づきを大切にして欲しいと思います。
自律神経の乱れの改善
自律神経の乱れを改善するには、いろいろな方法があります。
もちろん病院に行って、お薬を飲むこともそうなのですが・・・「なかなかそこまで足が進まない」という人も多いと思います。
そこで、ここではもっと簡単にできることをご紹介していきます。
具体的には、僕が自律神経失調症になった当時、自律神経の乱れに効果的だったと思うことをご紹介します。
どの対策も、ご自身で簡単にできることです。
「自律神経の乱れ・・・どうしていいかわからない」なんて人に、是非読んでいただきたいと思います。
自律神経の乱れを悪化させること
自律神経の乱れに良い効果をもたらす物事があるように、悪化させるモノゴトもあります。
自律神経の乱れを改善するためには、なにかをすることも大事ですが、「なにかをしないことも非常に大事」になってきます。
ご自身で「これ自分に当てはまるなぁ」というものがあったら、是非「しないという選択」をしていただければと思います。
自律神経の乱れに気をつけ、この時期を乗り切りましょう
いかがでしたか?
五月は季節の変わり目で自律神経が乱れやすいこと
五月病の症状は、自律神経失調症の初期症状かもしれないこと
その症状を甘く見ると、自律神経失調症に発展してしまうこと
これらのことを頭に入れておくと、自律神経失調症をこじらせることはなくなると思います。
自律神経が乱れやすいこの時期。
自律神経が乱れやすいことを自覚しながら、その対策を打っていくことで、うまくこの時期を乗り切ることができます。
だからこそ、小さな症状や不安感を五月病という言葉でごまかさないで、しっかりと向き合っていって欲しいと思っています。
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