職場のトラブルでお悩みの皆さま。
中でも特に「臭いのトラブル」でお悩みの皆さま。
誤解を恐れず率直に書けば、「職場の鬼クッサイ人」にお困りの皆さま。
僕、あなたの気持ち・・・ものすごい理解できます。
と言いますのも、振り返ること2019年夏~秋にかけて。
僕(プロフィールはこちら)は、職場に突然現れた、推定40歳手前のスメルモンスターに、HPをひん死状態まで削られていました。
その様子はコチラ↓↓↓
僕は、MPを使って様々な魔法を使い、スメルモンスターと対峙しておりましたが、結果惨敗・・・会社の僕のパーティ(グループ)も、全員やられました。
悔しい。
と、ここまでが2019年秋ごろまでの、僕の職場の様子。
そこまでを「戦いの記録」として、記事化しておりました。
で、時は経ち2020年、秋。
今年の秋は、いつもと違う・・・そんなすがすがしい秋となりました。
なにがあったかって?
それをこの記事でお伝えできればと思っております。
最初に言っておきます。
職場の臭い対策には、本記事、まったくもって参考にならない記事となっております(笑)。
その点、ご了承いただける場合、先にお進みください。
すがすがしい気持ちになれる・・・気がします(笑)。
この記事は、あくまでフィクションです。そういう気持ちでお読みください。
おさらい
本編に入る前に、スメルモンスターのスペック(悪口)を書いておこうと思います。
40歳手前、喫煙者、太目で身長デカメ、そしてクサイ。
恐ろしくクサイ。
多分、人類で一番クサイ。
少なくとも、僕が人生で出会った人の中で一番クサイ。
広めの会議室を一部屋、まるごと体臭で包み込み、歩いた道には体臭の轍を残す。
Tシャツは基本的に何日も変えない。
見た目も正直汚い。
そう、スメルモンスターでございます。
この記事は、スメルモンスターのその後をお伝えする記事となっております。
2019年、冬
寒いさっむい冬を迎えました。
モンスターの体表から分泌されるスメルは、その寒さのおかげか、皆無といえるまで少なくなりました。
冬将軍グッジョブ!
冬のことを好ましく思ったのは、生まれて初めてでした。
そして、ここまで考えてしまうほどに、スメルモンスターは、僕自身の脳内の奥深くまでを侵食していたのでした。
ただ、冬が訪れれば、春が来る。
春が来れば、そう、夏が来るのです。
一時の平穏を享受しながらも、これから訪れるであろう恐怖のスメルライフ2020に、ただただ、会社の仲間とおびえておりました。
新型コロナウイルス
2020年春、スメルモンスターの悪の手・・・ではなく、リアルにヤバメなウイルスである「新型コロナウイルス」が、日本に魔の手をかざし始めました。
おのずと全員マスク着用。
スメルモンスターも同様、マスクをつけ「コロナこわいよね~」みたいな態度。
マスクをつけているおかげか、そのスメルは僕の鼻腔に入ってくることは少なくなりました。
春は花粉の季節
コロナがちょこちょこと流行りだした春。
僕はコロナのためというよりはむしろ、花粉症対策としてマスクをつけておりました。
マスクの消臭効果+鼻づまり・・・良いか悪いかは別にして、僕の鼻はスメルを完全カット!
スメルモンスターからの鉄壁の防御を会得していたのでした。
暑くもないのに暑そうに、服をパタパタさせているモンスター。
それを横目に、無敵状態の僕。
「鼻が通っていたら、クサいんだろうなぁ」
僕は、花粉症のおかげ?で、モンスターの臭いがしないものだと思っておりました。
このときまでは・・・。
2020年、夏
セミがジージー鳴き始めました。
滴る汗、漂うスメル。
そんな夏を僕は心底恐れていました。
恐れている・・・何をかはお察しください。
ですが!!!
おかしい。
臭いがしない。
確かにコロナ対策で、マスクをつけてはいるが。
臭いがしない・・・あの強烈な臭いがしない。
鼻は通っている、モンスターは近くにいる・・・でも臭わない。
!!!!!
僕、スメルモンスターとは別の恐怖につつまれておりました。
臭いがしない・・・僕、コロナですか??
あれだけ切望していた「アイツの臭いが消えること」。
でもいまはあのころと状況が違う。
モンスターに近づく。
クンクンしてみる。
モンスターとすれ違う。
すれ違いざまの空気を鼻からいっぱい吸ってみる。
なぜだ。臭いがしない。
自主隔離すべきか?
モンスターのあのスメルを感じないのは、コロナしかない。
なーんて、思っておりました。
でもね、味もするし、コーヒーもおいしい。
僕の鼻は機能しているのですよ。
僕の頭には、たくさんのクエスチョンマークが浮かんでおりました。
2020年、秋
そして、そのまま秋を迎えました。
恐れていた夏は、なにごともなく過ぎ去りました。
ただ、基本的に、臭いの旬は「秋」、去年の経験からそう思っていた僕は、これからおそらく迎えるであろう地獄に、ビクビクしておりました。
モンスターは、今でも傍に座っています。
なにも変わらず、そこに鎮座しております。
その風格や、臭いの矛を振りかざし、戦場で大きく暴れる張飛のようでした。
でもね、そんなことどうでもいいのです。
だってね、一年前とは違うのです。
臭いがね、スメルがね、やっぱりしないんです!!!!!!
どうして???
こんなことある???
うれしいことなのに、なぜか湧き上がる、いや湧き上がりまくる疑問。
なんでクサくないの?
なんで?逆になんで?いやいいけど、なんでなの???
僕が、悩みに悩んでいたモンスターの体臭。
その体臭は、いつからかを境に、フッとなくなってしまったのです。
なにこの解決、後味悪いんですけど(いや文句言うな)。
もはや、薄気味悪さすら感じておりました。
これ、なんでだと思います?
解決はしてないんですが(いやニオイは解決したけど)、この理由を、いろいろと考えてみました。
清潔になった
まず、考えたのがモンスターが、キレイなモンスターになったのではないか?ということ。
ただただ身の周りが清潔になったんじゃないの?
そんなところを、じっくりと観察してみました。
いや、じっくりと見なくたってわかる・・・ぜんぜん清潔じゃない。
キレイなジャイアンからキレイさを抜いて、さらに汚くしたような見た目をしている(モンスターごめん)。
着ている服も、あの頃となんら変わりはない。
そして、行動も変わっていない。
涼しくなってきたのに、相変わらず暑そうに、服をバタバタさせている。
彼の周りだけ、まだ夏がとり残されているようでした。
でもね、違うんですよ。
なんら変わったところのない見た目をしているのに、あのおぞましい臭いだけが引き算されたモンスターへと変貌しているのです。
うん、不思議。
匂いでごまかしている
臭いを消す方法・・・目には目を、臭いには匂いだ。
モンスター、何かつけ始めたのではないかと疑ってみました。
ただね、これはすぐわかります。
匂いでごまかしている感じではないのです。
匂いで臭いをごまかすと、それまたおぞましいモノが生み出されるじゃないですか?
それがないのです。
ただただ、無臭になっているのです。
なにかでごまかしているとは思えませんでした。
ホントは臭くなかった
自分自身を疑ってみました。
本当は、前からモンスターは臭くなかったんじゃないかって。
だって、そんなすんなり臭いが消えるワケないじゃないですか~?
悪いのはコッチ!ホントは臭くなんてなかったのに、毛嫌いしてただけなんじゃないですか~?みたいな。
・・・
頭が混乱した。
去年の今頃・・・確かにモンスターはおぞましいスメルを漂わせていました。
その証拠に、僕らが対策したグッズの残骸が、今でもかなしく残されています。
ただそれも過去の話、見た目や格好はそのままに、臭いだけをどこかに置いてきたモンスターがいます。
正直、これをどう解釈すればいいのか・・・わからずにいました。
コロナでマスクをするようになった
臭かった時と今、違うところといえば・・・コロナです。
マスクを常日頃から着用するのが当たり前の生活になってしまいました。
もしかしたらそのせい・・・?
なーんて考えてみたりもしました。
前記事に書いた通り、マスク・・・あまり意味ないのです。
モンスターの発するニオイ分子は、マスクなんて容易に貫通するのです。
だからこそ、マスクは今回の件とは関係ないでしょう。
現に、マスクをチラッと外しても、モンスタースメルはしません。
つまり、やはり、モンスターが臭いを出さなくなったと考えるのが一番妥当なのです。
コロナでパーテーションができた
そして、コロナで職場が変わったこと・・・それが「パーテーション」ができたということ。
コロナ対策として、各席を囲うように、個人個人の塀ができました。
書いておきながらなんですが、このパーテーション、モンスタースメルに効果があるワケがないですよね(笑)。
多少の効果はあるかもしれませんが、それはあくまで多少でしょう。
あの、絞り出されたようなおぞましき臭いは、はたしてどこにいったのでしょうか?
手術
もうこれしか考えられません。
非常に書きにくいのですが、「手術」したくらいしか考えられません。
だって、
・急に
・臭いがなくなる
そんなこと、ふつうありえないじゃないですか?
意外と本人・・・気にしていたのかもしれません。
こう書いてると、申し訳ない気がしてきた(笑)。
職場の体臭でお困りの皆さま、皆さまも、もちろん苦労されていると思います。
でも、もしかしたら、本人も苦悩しているのかもしれませんよ(急に味方になる)。
手術するのは、お金もかかりますし、なにより体にメスを入れることになります。
それはそれは考えて考えて、そうして決めたことだと思います。
なーんて書いてますが、正直、手術したかどうかはわからないのですがね(笑)。
手術したにしろ、しなかったしろ、臭いがなくなったのは事実。
本人に「最近クサくないねーどうしたの?」なんて聞くワケにもいかず、事実は迷宮入りしそうです・・・。
生まれ変わった
スメルモンスター・・・今ではただのモンスターになりました。
見た目はそのままに、臭いだけを封印し、他人に迷惑をかけることはなくなりました。
こんなワケのわからないオチになるなんて、書いている僕もなると思っておりませんでした。
でも、彼は生まれ変わりました。
僕たちは、全くイラつくことはなくなりました。
職場環境は、めちゃくちゃ改善しました。
超快適職場ですよホント。
それくらい、職場における体臭問題は、多くの人にとって死活問題なのでしょうね。
・・・
臭いを出している本人。
その被害を受けている人たち。
そのどちらにも臭いをどうにかする対策はあります。
ただ、前記事に記載している通り、被害を受けている側の対策では限界があります。
そして、今回のこの件で、本人がなんらかの対策をうつことで、事態は一気に好転するということもわかりました。
つまりは、チマチマ小細工をうつより、本人に何かしらの対策をうってもらうことが最善策だと、今回改めて感じました。
生まれ変わる・・・そんなタイトルにしましたが、迷惑極まりなかったモンスターが、臭いを発さなくなっただけで、職場はまぁるく収まりました。
正直言って、生まれ変わるために何をしたのか?それが迷宮入りしているので、あまり参考にはならなかったでしょうね(笑)。
終わりに
この記事か収束するまで、一年とちょっと。
オチは「なぜか臭いがなくなる」という、納得いくようで、奇妙な終わり方でしたが、これがことの顛末であることは間違いありません。
うーん、今でもわからない。どうしてなんだろ?
筆者自身が、一番困惑しております(笑)。
あなたの周りには、急に臭いがしなくなった人はいますか?
なーんて書いても、そんな経験された人、ほとんどいませんよね。
これを読んでいるあなたは、現在進行形で困っているに違いありません。
あなたの、その問題が、一刻も早く収束するように祈っております。
意外と僕と同じように、すんなり解決することもあるかもしれませんよ(笑)。
ホント、奇想天外なオチで、すいませんでした(涙)。
「職場の体臭問題」について、「解決したよ~」なんて人いましたら、是非ともコメントしていただければと思います。
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