サウナ、交互浴ファンの皆さま。
塩サウナ・・・ご存じでしょうか?
存在は知っているけど「自分はフィンランドサウナ一択!」、そういう人も多いのではないでしょうか?
温浴施設に行くと、いくつかの種類のサウナがあり、その中のひとつとして「塩サウナ」があると思います。
正直に話しますと筆者(プロフィールはこちら)、これまで多くのサウナ施設を訪れ、いろんな種類のサウナに入ってきましたが、塩サウナ・・・「別に入らなくていいかな?」そんな印象を持っておりました。
だって、塩サウナというと、温度も控えめで、僕らが求めているソレとは、ちょっと違う・・・そう思っていたからです。
でもね、そんなスキキライしてちゃ、真のサウナーとは呼べません(笑)。
そんなところを打破すべく、塩サウナ、じっくりと入ってまいりました。
いやー、勉強になりましたし、かなりスッキリいたしました。
一言先に言っちゃうと、「塩サウナにしかない魅力や効果」に気づくことができました。
そこで今回は、これまで知らなかった塩サウナの良さ、そして「塩サウナでしか得られないモノ」なんかを、ここで詳細にレポートしていこうと思います。
「俺はフィンランドサウナしか興味ないんだよ!」なんていう生粋のサウナーの皆さまに、塩サウナの魅力、お伝え出来たらなと思います。
塩サウナとは?
一般的なサウナとくらべ
温度は低め
湿度は高め
そんなサウナとなっています。
「ミストサウナに近いのかな?」と言った感覚です。
そして、大きな特徴、塩がドーンと置いてあります。
僕が訪れた温浴施設は、ボールのような入れ物に、粗目のお塩が、山盛りになっておりました。
そして、その山盛りのお塩を、力士がごとく手のひらですくうと、それを全身にすり込みマッサージ。
そんなサウナとなっております。
「塩サウナってなに?」って人はイメージつきましたでしょうか?
塩サウナの入り方
ここでは、わたくしめが「塩サウナの入り方」についてレクチャーしていこうと思います(今回行った温浴施設の壁に書いてあった)。
①塩とってすり込みながらマッサージ
②塩が汗で溶けるまで放置(10~20分くらい)
③サウナから出て、シャワーで塩をしっかり流す
④お湯につかる
⑤水シャワーもしくは水風呂
特徴は、なんと言っても、塩をつけながらのマッサージ!
少しづつ溶けていく塩とともに、お肌スベスベになっていく感覚を味わえます。
僕の場合、1セッションでおよそ20分くらいかかりました。
塩サウナの効果
ここからは、サウナマニアの僕が実際に塩サウナを体験してみて、
どう思ったのか?
どんな効果があったのか?
普通のサウナとどうちがうのか?
などなど、思ったことを詳細にレポートしていこうと思います。
塩サウナを敬遠しがちだった人・・・要チェックです。
肌がツルツルスベスベに
まずはこれ、「お肌のスベスベ感」。しっかり体感することができました。
細かい理屈は抜きにして、古い角質層が一皮むけたというか、キメがととのったというか、そういう感覚。
塩でマッサージしているときも、なんとなくスベスベ感は感じていたのですが、水風呂で体をさすったときに一番実感しました。
これ、男性の皆さまももちろん嬉しいでしょうが、女性の皆さまは特に嬉しいのではないでしょうか?
ちょっとした「プチエステ気分」が味わえ、お肌を整えられる・・・これは一般的なサウナにない特徴だと思いました。
低温の割には汗をかく
塩サウナにて、ビックリした点をひとつ。
湿度高めの、温度低め、うーん、50~60℃くらいでしょうか?
この温度ですから、初めは「正直物足りないかも」・・・なーんて思ってました。
10分後
「ナニコレ、超汗かくんですけど!」
そうなんです。初めはそんなに出てこない汗。
お世辞にも「汗がかける」なんて言えません。
でもね、ある一定タイミングを迎えたら・・・堰(せき)を切ったかのごとく、汗が吹き出します。
これは、やはり塩の効果もあるのでしょうね。
毛穴の汚れなどが汗で洗い流されスッキリ、その後は汗をかきやすくなるイメージ。
塩サウナ後半は、体につけた塩と汗が混じり、ヌルヌルとした感触になりますが、それは別に嫌な感じはなく、むしろトゥルットゥルでマッサージもしやすくなります。
マッサージ効果が高い
塩サウナ、セルフでしっかり体をホグせます。
適度な温度で体も温まり、血行促進したところで、マッサージ。
塩と汗が混じり、体表面もすべりやすくなっており、自ずとマッサージもしやすいです。
老廃物を流すようなイメージで、筋肉に沿って全身をマッサージしました。
これがね、なかなか良い。
通常のサウナにも、僕はよくマッサージしながら入るのですが、その効果の比ではありません。
塩の意味がわかったような気がしました。
ここでおすすめのマッサージをひとつ。
塩サウナでご一緒だったおじさんが、せっせと足裏に塩を塗り付けていました。
「郷に入っては郷に従え!」ということで、マネしてみました。
これがね、なかなか良い!
足裏が血行促進されているのか、足全体がフッと軽くなる感じ。
足裏の角質のザラザラ感も幾分か解消した気がしました。
是非一度お試しを。
おじさん、ありがとう!
次からのサウナの効果が上がる?
気づいたのは「塩サウナの後に通常のサウナに入ったとき」のことでした。
「???なんかいつもより汗をかく気がする!」
塩でマッサージしたからか、多めの汗をかいたからかは定かではないですが、とにかくいつもより汗をかいていることに気付いたのです。
しかも、いつもよりちょっと汗がサラサラしている気もしました。
そのとき思っていたことが、塩サウナは「プレサウナ」としても有用だということです。
どういうことかと申しますと、プレ(=前の)サウナということで、「サウナの前にやっておく」、そんなイメージ。
理屈はわかりませんが、おそらく「毛穴の汚れや詰まりが解消される」ことで、次からのサウナの効果が高まるといったところでしょうか?
サウナ前の新習慣として、塩で身を清めるとまではいきませんが、塩サウナで体をととのえる、そんな利用方法もアリだと思いました。
塩サウナにおける心拍数の変化
塩サウナの特徴をつかむべく、塩サウナにおける心拍数の変化も測定してまいりました。
それがこちら。
と、思ったのですが・・・データが取れてませんでした(涙)。
今度行ったときにまた測定してきます。
塩サウナの注意点
ここからは、実際に塩サウナを体験してみて感じた「注意すべき点」をご紹介していきます。
場合によっては、危険な目にある可能性もありますので、是非ご覧ください。
事前にしっかり水分補給しておこう
まずはコレ。「水分補給をしっかり」ということです。
通常のサウナとも共通するところではあるのですが、塩サウナは特に汗をかきやすいので注意が必要です。
せっかく気持ちのいいサウナ・・・「水分不足でフラフラで倒れてしまった」なんてことにならないためにも、是非ともこれだけは守るようにしましょう。
しっかり水分補給してかく汗は、いつもよりなんとなく格別です。
最近は、浴室内にも「給水器」が置かれている施設も増えましたので、是非利用しましょう。
しっかり塩を流そう
次の注意点が「しっかり塩を流す」ということです。
全身にマッサージするようにつけた塩・・・これ、意外と取れにくいです。
塩サウナ後に、シャワーでしっかり流しましょう。
チャチャっとくらいじゃ、正直落ち切りません。
丹念に、手で体をさするようにして流してあげてください。
というのも、塩がついた体で浴槽に入ったりするって、気分的に嫌ですよね。
そういったマナー面からも、塩をしっかり流して、気持ちよく塩サウナを終えましょう。
ナイーブなところには塩をつけない|顔とか特に
塩サウナは、全身に塩をつけてマッサージするサウナです。
とは言っても、塩をつけるとよくない体の部位もあります。
主にナイーブなところ。
そこには、いくら気持ちがいいからと言って、塩をつけるのはやめましょう。
特に顔!
僕、以前、塩サウナで気持ちがよくなって、ついでに顔に塩をガサガサガサーってこすりつけたことがあったのです。
無論、翌日は目の周りが腫れ、一週間くらいはカサカサヒリヒリして大変な目にあいました。
そんな目にあわないためにも、是非、塩をつける場所つけない場所は、ご自身でしっかり見極めて、塩サウナを利用しましょう。
結局、塩サウナってどう?
ここまで塩サウナの良し悪しを書いてまいりましたが、結局のところ「塩サウナってどう?」ってことです。
僕は「サウナを始める下準備」として、これからも塩サウナに入ろうと思っています。
というのも、僕のこれまでのサウナルーティンは、
①体を洗う
②お湯につかる
③サウナ
こんな感じでした。でも塩サウナがあったらこうなります。
①体を洗う
②お湯につかる
③塩サウナ(←New!)
④サウナ
「しっかり汗をかく下準備として、最初に一回塩サウナに入る」・・・これが僕の新ルーティンとなりそうです。
それ程に、塩サウナのマッサージ効果や汗を流す効果は、その後のサウナに良い影響を与えると感じました。
皆さまも良かったら是非、この新ルーティン、試してみてくださいね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
フィンランドサウナの陰で、あまり日の目を浴びていなかった塩サウナ。
今回、塩サウナを体験してみて、改めて「塩サウナの意味」がわかったような気がします。
こればっかりは、僕が感じ取ったことですので、あなたにどうかはまだわかりません。
でもね、試してみる価値は大アリですよ~。
なじみの温浴施設に、塩サウナはあるけど利用していなかった人、是非とも一度、そのドア開いてみてください。
新たなナニカに、きっと気付いてもらえると思いますよ~。
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