サウナ、交互浴ファンの皆さま。
新型コロナウイルスの蔓延により、なかなかサウナに行けない日々が続いたのではないでしょうか?
どこもかしこも自粛自粛で、仕方がないとはいえ、ストレスが溜まる・・・。
そんな日々を、筆者(プロフィールはこちら)も過ごしてまいりました。
さて、そんな日々も少しづつ解消されつつあり、とうとう待ちに待った『サウナ解禁』の日がやってまいりました。
計算してみたら、なんと約4ヶ月ぶりのことのようです。
そのときふと考えたんです。
「久しぶりのサウナって、普段となにか違うのかな・・・?」
だって・・・
久しぶりのスポーツ⇒すぐ筋肉痛
久しぶりのプレゼン⇒めちゃくちゃ緊張
久しぶりのお酒⇒かなり酔う
そんなイメージで気になった次第でございます。
久しぶりのサウナ⇒耐えられないのかな?
久しぶりの水風呂⇒冷たすぎてすぐ出ちゃうのかな?
久しぶりの外気浴⇒心地良すぎて寝ちゃうのかな?
久しぶりのととのい⇒ハンパなさすぎて昇天するのかな?などなど
本記事は、これまでの人生で日常だったはずのサウナ・・・そのサウナを断つ「サウナ断ち」はどのような効果をもたらしたのか?これらを身をもって体験してきたドキュメンタリーになります。
今回訪れた温浴施設
今回訪れた施設はここ。
新型コロナウイルスが原因でサウナに行けなくなっていたのに、その再出発を記念する施設がここになるとはなんという皮肉・・・コロナワールドです。
ここは、いわゆる僕のホームサウナ、かなりの頻度で訪れている施設でございます。
さて「サウナ自粛前と自粛後、そこに何か変化が生じているのか?」見ものです。
久しぶりのサウナ
約4ヶ月ぶりのサウナ、「サウナイキタイ」がもはや口癖になってしまっていた僕にとって、待望の瞬間でした。
サウナ室に一歩足を踏み入れた瞬間・・・
「コレだよ、コレ!」
全身で浴びる遠赤外線、開きだす毛穴、僕の身体のサウナセンサーは自粛前と変わらず、ビンビンに反応しておりました。
3段あるサウナの1番上に陣取ります。「熱ければ熱いほど嬉しい」そんなタイプの人間です。
「4ヶ月分ととのってくる」
そう言って、家を飛び出してきました。
このファーストセッション、かなり重要になってくるのは、サウナーの皆さまならわかっていただけるでしょう。
「いつも通り8分、最大限に楽しむぞ」・・・そう思っていたのもつかの間、12分計の針が半周もしない内に感じた違和感。
「いつもより、むちゃくちゃ熱い・・・」
温度・・・いつも通り
湿度・・・うん、変わりなさそう
「これが久しぶりのサウナの効果か・・・?」
第一陣の小粒の汗はもう出きり、第二陣の大粒の汗が、皮膚表面に「このときを待っていました」とばかりにお出ましになっていました。
心拍数への影響
「もうそろそろ限界だ・・・」
このタイミングで、いつも通り心拍数を計ってみることにしました。
なんと190(bpm)・・・正直びっくりしました。
いつものサウナだと、高くて160くらい。190なんて数値見たことないです。
ランニングや激しい運動をした際の心拍数に近い数値をたたき出しました。
定期的にサウナに通っていたときは、サウナの熱さに対する耐性があったのかもしれません。
久しぶりのサウナでは、その慣れのようなものが薄れ、今回のように心拍数の急上昇が見られた可能性があります。
久しぶりのサウナ・・・こんな影響があるとは思いませんでした。
サウナから出るタイミングの変化
あっという間に、心拍数は急上昇。自ずと水風呂を渇望するのも早くなります。
「ちょっともう限界」・・・そう思ったタイミングが、なんとサウナに入って6分ほど。
通常時はおよそ8分、調子が良ければ10分程度は、サウナの中にいるのですが・・・。
久しぶりのサウナ、これはブランクと言ってもいいのではないでしょうか?
・あっという間に汗をかく
・心拍数もあっという間に上がる
・限界が早く訪れる
サウナ初心者に、なんだか戻ったような、そんな気分になりました。
久しぶりの水風呂
お楽しみの水風呂。約4ヶ月ぶりの水風呂。期待せざるを得ません。
あっという間に火照りに火照った身体をガッツリ冷やすべく、サウナOUTの水風呂IN。
「なんという至福の時」
水風呂の温度は14℃、なかなかの冷え具合。
久しぶりの水風呂は、サーっと僕の身体から熱を一気に奪い、キュッと閉まる毛穴。
そしてこれまた一気に羽織るはごろも。
「これを4ヵ月待ってた」・・・そんな気分。
コロナ自粛の疲れも吹っ飛ぶかの如し体験。これは、我慢した甲斐があったと言うものでございました。
ハンパないテンポで刻んでいた心臓は、ゆっくりゆっくりスローペースに拍動しております。
1分くらいでしょうか?4ヵ月分の1分。
この1分で、尋常じゃないほど、神経のギアをグイっとリラックス方向へ向けられました。
久しぶりの外気浴
これまた渇望に渇望を重ねた外気浴。そのターンが回ってまいりました。
身体にまとった冷水をタオルでぬぐい、心のおもむくまま寝っ転がり、目を閉じ、外気を浴びました。
20秒くらい・・・
「あ~回る・・・」
この時が、4ヵ月ぶりに、ようやく訪れたのです。
でもね、でもですよ、感じた小さな違和感。
「ととのいはいつも通り」
「4か月分ととのってくる」なんて大口叩いていましたが、いくら我慢したって、いくら期間が空いたからって、「ととのいは一回分」でした。
「もしかしたら、とてつもない体験ができるのでは?」なんて予想していましたので、ここだけは残念でした(涙)。
でもでも、心地良いのは確かで、4ヵ月ぶりのこの快感をガッツリ味わいました。
久しぶりのサウナセッション|心拍数データについて
今回の久しぶりのサウナセッション、サウナ水風呂外気浴、トータル3回行いました。
その際の、心拍数データを公開します。
心拍数が急上昇して、急降下している、「交互浴」の特徴がしっかりでているメリハリの効いたセッションとなっています。
ここでの気づきはこんな感じ。
・最大心拍数は、1回目より2回目、2回目より3回目の方が低い
・最低心拍数も同様に、1回目より2回目、2回目より3回目の方が低い
つまり、久しぶりのサウナ水風呂外気浴で、はじめは身体が慣れていなかったけれども、数をこなすうちに徐々に慣れてくるということがわかりました。
ここからも、久しぶりのサウナ1回目「どんどん発汗、心拍数がガシガシ上がり、とてつもなく熱く感じた」のは間違いではなかったと言えそうですね。
サウナセッション3回目はサウナ室にいる時間(心拍数が上昇している期間)がかなり長く、慣れてきたことが顕著にわかりますね~。
ととのいへの影響
これまでの経験上「めちゃくちゃととのった!」というときは、外気浴後の心拍数がとても低いです。
数値で言うと、65くらいになるとかなりととのった感覚があります。
では、今回の心拍数データを見てみると、「外気浴後の心拍数が極端に低い」などという特徴は見られませんでした。
つまり「久しぶりのサウナがととのいに与える影響は特に無い」と言ってもいいでしょう。
うーん、「サウナ断ちすることで神の訪れのようなととのいが待っている」、そのように予想していたのですが、そうも行かないみたいですね~。
サウナはやっぱり定期的に行くのが一番
今回の結果でわかったことをまとめます。
・久しぶりのサウナ1回目は、大量発汗、心拍数上昇、めちゃくちゃ熱く感じる
・久しぶりの水風呂も、体感ではいつもより気持ちが良い(久しぶりだから?)
・ただし、ととのいへの影響は小さく、長期間サウナ断ちしてもととのいは同じ
こう言ったことからも、久しぶりのサウナ1回目は、身体が慣れていない可能性があるので、できれば慎重に、自分の身体と相談しながら入るのがベストだと思います。
また、せっかく健康に良いサウナですので、我慢せずに定期的に通う方が良さそうですね(笑)。
今回は「こんなにサウナ入っていないの何年振り?」というくらい、かなり特別な日々を過ごすことになったため、こんな企画を行ってみました。
「ここまでサウナに入らない期間はもうこの先ないだろう」
そう思いますので、今回のデータはかなり貴重なものになると思います(笑)。
コロナの勢いも少しは軽減し、解禁されたサウナ。
皆さまにおかれましては、是非とも、サウナをこころゆくまで楽しんでいただきたいと思いますね~。
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