サウナ・交互浴大好きな皆さま。ととのい研究第二弾のお時間でございます。
ちなみに第一弾はもう見ていただけましたでしょうか?
さて、今回は『交互浴で心拍数の限界に挑戦』をテーマに、絶対身体に悪そうなことを我が身をもって研究しております。
具体的には・・・
湯船に浸かり続けた時の心拍数の変化について
上がりに上がった心拍数、水シャワーを浴びなかったらどうなるの?
なんてところを中心に、お話していきたいと思います。
こんなこと疑問に思ったことないでしょうか?
サウナでも湯船でも、少しづつ熱くなり限界を迎える。
⇒その限界って何でしょうか?
たまに見かけるサウナ後に水風呂に入らない人。
⇒それってどうなの?
そんな疑問が生んだ実験を、僕自身(プロフィールはこちら)やってみました。
気になる人はめっちゃ気になる。気にならない人は全く気にならない。
そんな内容になっております。是非、ご覧ください。
ちなみに「サウナと心拍数の関係」は以下の記事にまとめています。
概要
交互浴における心拍数の限界値とそこまで達する時間を明らかにした
湯船に我慢して入ると心拍数は頭打ちし、体調が悪化する
入浴時間の最適解を決定した
交互浴で一度上がった心拍数はなかなか低下しない
交互浴における水シャワーの効果と必要性を明らかにした
心拍数が上がったまま休憩することで体調が悪化した
まずはデータ公開
まずは今回の研究結果のグラフを見ていただきたいと思います。ドン!!
横軸が時間、縦軸が心拍数になっています。
ざっくりと解説すると・・・
前半 ⇒ 湯船で温まる:心拍数上昇
後半 ⇒ 風呂の椅子で休憩:心拍数低下
こんな感じ。前半はひたすら熱さに耐え、後半は水を浴びずに休憩し続けました。
感想はというと・・・めちゃくちゃ辛かったし、身体に悪いと感じました。
では「これらのデータから具体的に何がわかるか?」紐解いていきましょう。
はじめは急上昇|心拍数の変化①
まずは、心拍数の上昇について見ていきたいと思います。
入浴開始から14分くらいまで、心拍数は急上昇し続けます。
入浴前には80くらいだった心拍数は、130程度まで上がりました。
感覚的にも身体の深部がじわじわと熱くなり、心拍数の上昇を感じることができました。
心拍数が130に達する前後で猛烈に熱くなり、大量の汗が吹き出し始めます。
そして水を浴びたい衝動に駆られます。このあたりが水シャワーを浴びる目安となりそうです。
頭打ちする心拍数|心拍数の変化②
心拍数が130あたりに到達すると、心拍数の増加がゆるやかになり始めました。
心拍数の伸びの傾きを見ていただいたら一目瞭然かと思います。
入浴をし始めて21分。心拍数が140に達すると、それ以上心拍数が上がらなくなりました。心拍数が頭打ちしたと言ってもよいと思います。
その時の体感としては、心臓はバクバク、体温がかなり上がっており、かなり限界に近かったです。我慢して湯船に入り続けることの危険性を肌で感じることができました。
これ以上湯船に入り続けると、正直危険だと判断し、心拍数が頭打ちして5分後、湯船から出ました。
交互浴での心拍数の限界は?
これまでの結果から、交互浴における限界は『心拍数が140程度』であることがわかりました。
また、ある一定の心拍数値に達すると、それ以上は心拍数は上昇しないと言うこともわかりました。
体調面として、心拍数を頭打ちするまで上昇させることは、身体にあまり良くない結果を生むこともわかりました。
そのため、心拍数が頭打ちする前に湯船を出て、水シャワーを浴びることをおすすめします。
結論:交互浴における入浴時間の最適解
これまでの結果から、交互浴において心拍数が頭打ちしだすタイミングは心拍数が130程度、時間で言うと入浴開始後14分くらいだということがわかりました。
見方を変えると、入浴時間は14分以内に抑えた方が良いとも言えます。
これはあくまで筆者の場合なので、あくまで参考程度としてください。
また、我慢して長い時間湯船に浸かることは危険だと言うこともわかっていただけたと思いますので、是非とも自分の体と相談して、安全最優先で交互浴をしていただければと思います。
水を浴びずに休憩開始
湯船に入り続けること26分。心拍数140オーバー、体調に限界を感じ、湯船の外に出ました。
通常の交互浴ではここで水シャワーを浴び、身体的にも精神的にもすっきりリラックスするはずですが、もうひとつの実験が残っているのです。
『交互浴で水を浴びずに休憩したらどうなる?』
水を浴びたい欲求をグッと我慢し、実験を実行に移しました。
初めに言っておきます。それはもう拷問のようであり、もうやりたくはありません。
心拍数が元に戻るまでの時間
アツアツのゆでだこ状態で湯船を出た後、どのくらいで平常の心拍数になるかを測定しました。
ただ湯船を出て、風呂の椅子に座りじっと待ち続ける・・・。水シャワーを浴びた後の休憩は天国ですが、今回は地獄のようで、心臓をバクバク言わせながらの休憩が始まりました。
もうね、汗はひかないわ、心拍数は落ちつかないわ、気分が悪くなるわ・・・相当しんどい思いでデータをとりました。
通常の心拍数に戻るまでおよそ1時間。なんと湯船を出て1時間後にやっと平常の心拍数に戻りました。
めちゃくちゃ長いと思いませんか?これがどれくらい長いものかを、次項で確認しました。
交互浴で身体を急冷する場合としない場合
深部まで温まった状態。そこから①水シャワーで急冷しない場合(今回実施)と②水シャワーで急冷する場合ではどのような差があるのか検証してみました。
水を浴び急冷すると、急激に心拍数は低下します。
一方、今回実施した通り、水を浴びない場合は心拍数はなかなか低下しません。
両者を比較してみると、水を浴びた場合の方が約14倍速く通常の心拍数に戻ることがわかりました。
深部まで温まった状態では、休憩した程度では元の心拍数にはなかなか戻らないことがわかっていただけたとともに、水シャワーを浴びる効果も知っていただけたと思います。
水を浴びないとどうなったか?
今回の実験、「水を浴びたい!」という強い欲求を封印しました。この辛さ、サウナー、交互浴ファンの方はわかっていただけると思います。
その結果、心拍数が通常の状態に戻るのに1時間もの時間を必要とすることがわかりました。
その1時間に感じたことを簡潔にお話ししますと、、、
心臓がずっとドクドクいってて気持ち悪くなる
気持ち良いはずの休憩時間がめちゃくちゃ気持ち良くない
具合が悪くなる
温めるだけでは交互浴の効果は全く得られない
もちろんととのわない
総じて『湯船で温まり続けるのはNGかつ水を浴びないと危険』と言うことを身をもって体感しました。
もうね。絶対にマネしないでくださいね。
結論:水シャワーは浴びないとダメ
今回の検証から「熱くすることと冷たくすることはセットでなければならない」とわかっていただけたと思います。
また筆者自身「身体をしっかり温めて、バチっと冷水で締める」これこそが交互浴であると再認識しました。
今回はあくまで自宅の湯船を使った実験でしたが、広い視野で見るとサウナにも応用できると思います。
本記事冒頭にて軽くとりあげました「サウナは入るけど、水風呂には入らない人」。この人たちって、正直あまり身体に良くないことをしているのかもしれませんね。
もちろんサウナの使用方法は人それぞれ自由であってOKなのですが、出来ればより良い体験としたいものです。
これを見て「自分のことかな?」と思われた方は是非、勇気を出して水風呂に飛び込んでみてくださいね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
『交互浴で心拍数の限界に挑戦』をテーマにいろいろとお話してきましたが、参考になるデータはありましたでしょうか?
あなたのサウナライフ、交互浴ライフに少しでも役に立てていたのなら幸いです。
最後に、今回の実験結果をまとめておきます。
入浴時間の目安は?
心拍数:130程度
時間:14分以下
無理をして、湯船に浸かりすぎるのは絶対NG。
交互浴で水を浴びないとどうなる?
体調がおかしくなります。
心拍数が長時間落ち着かず、もちろんととのいません。
結局交互浴ってどうすればいいの?
しっかり温まってしっかり冷やす。温と冷はセットで。
ととのいを求めるのであれば、身体を冷やすことは必要不可欠。
休憩だけではととのいません。
安全で心地良い体験をするためにも、メリハリの効いた交互浴がおすすめ。
交互浴に関する記事は以下にまとめました。お時間がある方は読んでいただければ幸いです。
「サウナと心拍数の関係」は以下をチェック!
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