サウナ・交互浴ファンの皆さま、ととのってますでしょうか?
私事(プロフィールはこちら)で申し訳ないのですが、先日、「たまたま訪れた温浴施設での出来事」を、今回お話ししたいと思います。
その温浴施設、山の中にグングン進んでいった場所にある「The 地元に馴染んでいる」、そんな温浴施設でした。
言葉は悪いのですが、正直そこまで期待していたわけでもなく、「サウナあるからまぁ少しくらい入ってみるか~」なんて気分で、その施設を訪れました。
今考えると、ひじょーに申し訳ない。
「これ絶対サウナ好きが作った施設だ!」なーんてことがわかるくらい、むちゃくちゃ満足する温浴施設でした。
で、ここからが本題。
そこの施設には、キンキンに冷えた最高の水風呂・・・の隣に、なんと温湯(ぬるゆ)が備え付けられているじゃあないですか。
このぬる湯が、そりゃあもう最高中の最高。
ぬる湯初体験にして、超絶に昇天してまいりました(笑)。
そこで、そんなぬる湯の最高さ、そしてそのぬる湯での「最高のととのい」をご紹介していこうと思っております。
今これ書いている時点で、もうホントにその施設に行って、今すぐそのぬる湯につかりたい気分です(遠いところにあるのでしょっちゅうは行けない)。
では、うだうだ言っていてもしかたないので、本編に突入したいと思います。
一般的な交互浴とは?(サウナ、水風呂、外気浴)
ここではまず、「一般的な交互浴」がどんなものかをご紹介していきます。
ぬる湯のある施設が、一般とどう違うのかを理解していただきたいためです。
交互浴は、以下のサイクルを繰り返す温浴法になります。
①サウナ(場合によっては湯舟)
②水風呂
③外気浴(休憩)
「サウナ」で体の芯まで温めます。体温が上昇し、それに伴い汗をかき、血流が良くなります。
そのタイミングで「水風呂」につかり、体を急冷します。体温はクッと下がり、至福の時です。
水風呂からあがり、「外気浴」の時間です。冷えた体を常温に戻し、高まった心拍数を平常に戻します。ふわ~っとした浮遊感に包まれます。
このサイクルを繰り返すことで、その効果は高まり、交互浴の効果を強く感じることができます。
と、ここまでが一般的な交互浴の方法です。
外気浴の時に人はととのう
一般的に、交互浴の最中、人は「外気浴」の時にととのいます。
水風呂からあがり、目をつむり、ゆったりとした姿勢をとることで、周りがクルクルと回りだすような、そんな心地よい気分になれます。
外気浴の姿勢は一般的に、
椅子
リクライニングタイプの椅子
ごろ寝する
この3パターンくらいに分けられ、人それぞれ好みの姿勢があると思います。
そして、ここからが本題です。
外気浴という、ととのう重要なタイミング。
このタイミングで、ぬる湯につかってみたのです。
椅子に座わる代わりに、ぬる湯につかってみたのです。
もうね、異次元の気持ちよさでした。
最強のととのいスポット「温湯(ぬる湯)」
今回の交互浴、特別な交互浴、箇条書きにするとこんな感じです。
①サウナ
②水風呂
③ぬる湯
外気浴を、ぬる湯に置き換えるワケです。
もうね、先に言わせていただきます。
ぬる湯は「最強のととのいスポット」です。
サウナで顔をしかめていたおじさんたちが、ぬる湯でそりゃまぁ「気持ちよさそうな顔」していました。
水風呂って回転速いじゃないですか?めちゃめちゃ冷たいし。
でもね、ぬる湯には、おじさんたちずーっといます(笑)。気持ちよさそうな顔して。
だからこそ、ぬる湯は比較的大きなサイズ、5人くらいは入れるサイズになっていました。
今回初めて出会った「ぬる湯」、初めて知った「ぬる湯の気持ちよさ」、その辺をここから詳しくご紹介していきます。
温湯の温度は大体30℃くらい
僕が入ったぬる湯は、体感でだいたい30℃くらいだと思います。
ずーっと入っていたくなる温度。
熱くもなく、冷たくもなく、永遠に心地よさが続きそうな感覚の温度です。
どうやら、温泉の加温する前の源泉のようでした。
水風呂が、ギューッと体温を下げるものだとしたら、ぬる湯は「平温をずーっと維持してくれるような感覚」。
「これ出れなくなるやつだわ」・・・なーんて考えていました。
リラックス感がハンパない
水風呂で「シャキッと」全身がしまったところで、ぬる湯につかりました。
とろけましたよ。
おのずと目を閉じちゃうくらいの気持ちよさ。
サウナ・水風呂でギンギンに見開かれた目が、とろーんとしてしまいます。
本当にリラックス効果が高いです。
もちろん、外気浴時もかなりリラックスできるのですが、それとはまるで違うリラックス感。
大げさに言うと、「ふわふわ宙に浮いている気分」とでも言いましょうか。
全身をぬる湯に預けると、おのずと体はプカプカと浮き、ぬる湯に包まれているかのような感覚。
この気分、もちろん「ぬる湯のみ」でも感じられるのでしょうが、サウナ・水風呂の後だからこそ、その感覚は段違いです。
いやー、リラックスできますよ~。
おじさんたちが、ぬる湯にたくさん集まるのも、合点がいきました。
スーッと副交感神経が優位になり、なんだか眠いような、そうでないような、ぼんやりとした時間をぬる湯で過ごすことができました。
これまでとは違ったととのいを得られる
そして、特質すべき点はココ!
水風呂の後にぬる湯につかると「ととのいまでがめちゃめちゃ速い」です。
これ驚きました。
通常の外気浴時は、ととのいまでは少々時間がかかります。
ですが、ぬる湯・・・ほぼ一瞬でした。
スーンと落ちて、ふかーく心拍数が落ち、そしてふわふわ浮遊感、頭もクルクルと回る感じ。
おもわず、心の中で「はやっ!」とつぶやいたのを、ぼんやりしながらも覚えています。
「ととのいの速さ」も特質すべき点なのですが、その「深さ」も特質すべき点です。
ぬる湯のふちに頭を置き、ぬる湯の浮力に体を預ける・・・そんな寝ころんだような体勢は、極上のととのいにいざなってくれました。
いやー、なかなかの体験をすることができましたね~。
この源泉かけ流しの「ちょうどいい温度」のぬる湯は、僕のサウナ人生で初めてだったものですから、かなりの衝撃を受けました。
「こんなととのい方もあるんだ~」みたいな。
是非ともね、皆さまにもこの体験、味わって欲しいと思いました。
注意点
ここでは、ぬる湯に関する注意点をひとつだけ。
それは「ぬる湯に長時間つかりすぎないように」ということ。
と言いますのも、ぬる湯・・・めちゃくちゃ気持ちがいいので、知らず知らずのうちに長時間つかってしまいます。
僕も、あまりにも気持ちがよくて、心地いいので、それに身をまかせてずーっとぬる湯につかっておりました。
何分くらいでしょうか?多分15分くらい入っていたと思います。
「しゃあない!もう上がるか!」
なーんて心に決め、ザブッとぬる湯から出てすぐに気づきました。
「体が冷えてる!!!」
ぬる湯の中にいるときは気づかなかったのです。
体温よりも少し低い温度の湯に長時間つかっていると、おのずと体が冷えてくるのです。
その気持ちよさに、ずっーと身をまかせていたら、最悪、風邪をひいたりすると思います。
せっかくのサウナ、せっかくのぬる湯ですので、用法容量はしっかり守りましょう(笑)。
何事も適度がベストです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
数々のサウナ、数々の水風呂、数々の外気浴、さまざま経験されきたサウナーの皆さまでも、この「ぬる湯」の気持ちよさに気づかれている人はまだ少ないのではないでしょうか?
僕も、たまたま行った施設に、たまたまぬる湯があっただけなので、「幸運にも気づいてしまった」という身です。
ですので、もっと皆さまにぬる湯という存在、そしてその効果、サウナとの相性なんかを知っていただきたく、今回、記事化させていただきました。
是非とも一度、ぬる湯がどんなものなのか経験していただきたいと思います。
ただひとつ、懸念点として、「ぬる湯がある場所が少ない」ということがあげられます。
そこはどうぞ「サウナイキタイ」などで情報収集しつつ、お近くのベストなぬる湯を探されてみてはいかがでしょうか?
なにはともあれ、ぬる湯で迎える「ととのい」は、そりゃまぁ最高です。
サウナ・交互浴の「新たな境地」に連れて行ってくれるぬる湯、一度体感されてみてはいかがでしょうか?
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