「Amazfit Bip 5 Unity」をレビューしました。
価格以上の満足感が得られるスマートウォッチでした。
ここ最近、スマートウォッチをつけている人が増えましたね。
街で見渡してみても、「腕時計つけている人の半分以上がスマートウォッチ」なくらいの印象です。
だからこそ、
「そろそろ自分もスマートウォッチを使ってみようかな?」
そう思う人が、今や幅広い年代にまで増えてきています。

実際、うちの両親(60代)でさえもスマートウォッチデビューしていますからね(笑)。
とはいえ、スマートウォッチは価格帯もさまざま、メーカーも多く「どれを買えばいいかわからない」、そんなスマートウォッチ迷子な人も多いです。
そんなスマートウォッチ初心者に、もう迷わず「とりあえずこれ使ってみたら?」とおすすめできるモデルを今回紹介します。
それが「Amazfit Bip 5 Unity」、スマートウォッチブランド「Amazfit」が手がけるお手頃価格のスマートウォッチです。
価格はなんと9,900円(税込)になります。
安くないですか?
だって、この見た目でですよ?











1万円を切っているとは思えない(笑)。
もちろん「安かろう悪かろう」ではなく、必要な機能がしっかり厳選して詰め込まれていました。
だって、
- 心拍数
- 血中酸素レベル
- ストレスレベル
- 睡眠
- フィットネス
これらが、標準でしっかり測定できますからね。
総合的に見て、「コスパに優れたスマートウォッチ」でした。
- スペック
- 開封・外観
- メリット・デメリット
- こんな人におすすめ
以下、ていねいにレビューします。




- 測定項目は必要十分
- つけ心地が良い
- バッテリー持ちも問題なし
- 価格が安い
- Amazfit Bip 5から削られた点がいくつか
- 輝度の自動調節がない
Amazfit Bip 5 Unityのスペック


製品名 | Amazfit Bip 5 Unity | |
---|---|---|
デザイン | カラー | グレー/チャコール |
サイズ | 約45.8×37.08×10mm(心拍ベース除く) (心拍ベース含むと約11mm) | |
重量 | 約39.5(バンドの重さを含む) 約25(バンド除く) | |
ボディ素材 | ステンレス・スチール製ミドルフレーム | |
ボタン | 1つ | |
防水グレード | IP68 | |
ディスプレイ | ディスプレイ素材 | TFT |
ディスプレイサイズ | 1.91インチ | |
解像度 | 320×380 | |
PPI | 260 | |
タッチスクリーン | 2.5D強化ガラス+指紋防止コーティング | |
バンド | バンド素材 | 抗菌液状シリコーン |
バンド長さ | 155mm ~ 210mm | |
バンド幅 | 22mm | |
バンド仕様 | クラシックピンバックル | |
バッテリー | バッテリー容量 | 300 mAh(標準値) |
充電方法 | マグネット式充電 | |
充電時間 | 約2時間 | |
スポーツ機能 | スポーツモード | 120+ |
スマート認識 | 6つのスポーツ | |
高度なランニングサポート | 仮想ペーサー、自動ラップ | |
ワークアウトステータス | PeakBeats™ (Vo2Max、完全回復時間、トレーニングの負荷・効果など) | |
インターバルトレーニング | 有 | |
外部デバイスへの接続 | 無 | |
運動データのアナウンス | 有 | |
ヘルス機能 | 24時間モニタリング | 心拍数/血中酸素レベル/ストレスレベル |
手動測定 | 心拍数/血中酸素レベル/ストレスレベル/ ワンタップ測定(3つの健康指標) | |
睡眠の質のモニタリング | 睡眠段階(REMを含む) 昼寝の時間/ 睡眠時の呼吸の質/睡眠スコア | |
健康評価システム | PAI | |
呼吸エクササイズ | 有(1種類) | |
生理周期トラッキング | 有 | |
健康リマインダー | 心拍数の異常/低血中酸素/高ストレスレベル/ 呼吸エクササイズ/座り過ぎのリマインダー | |
センサー | 健康 | BioTracker™ PPG |
運動 | 3軸加速度センサー | |
接続 | Bluetooth 5.2 BLE | |
測位システム | 無 | |
モーター | ローターモーター | |
その他 | ミニアプリ | 対応※一部日本語非対応 |
スリープモード | 有 | |
オフライン音声アシスタント | 無 | |
Alexa(日本語対応) | 有 | |
ウォッチフェイス | 100+ | |
アプリ | Zeppアプリ ※タブレット未対応 | |
搭載OS | Zepp OS 3.0以上 | |
対応デバイス | Android 7.0 以上、iOS 14.0 以上 | |
セット内容 | スマートウォッチ (純正バンド含む)、 専用充電器、取扱説明書 |
Amazfit Bip 5 Unityの開封・外観


ここでは「Amazfit Bip 5 Unity」の開封および外観レビューをします。
開封
それでは開封していきます。


第一印象は「予想以上に質感が良い」でした。正直、価格相応な見た目を想像していたので、それを良い意味で裏切ってくれました。


付属品は以下です。
- スマートウォッチ本体
- 専用充電器
- 取扱説明書


専用充電器はマグネット式で、近づけるだけでカチッと接続します。取扱説明書は日本語対応です。




外観
「Amazfit Bip 5 Unity」の外観を見ていきます。今回選んだカラーは「グレー」で、白に近い淡いトーンでした。清潔感があり、男女問わず使いやすい印象です。


「#UP YOUR GAME」というキーワード入り保護フィルムをはずして使いはじめます。




スクエア型のディスプレイにシリコン製のバンド、「ザ・スマートウォッチ」な外観で、万人受けするデザインです。


1.91インチのフラットディスプレイを搭載し、周囲はステンレススチール製のフレームで囲われています。


金属製のフレームのおかげで、プラスチックボディ特有の安っぽさが解消されています。質感がワンランク上がった印象です。


側面には物理ボタンがひとつ搭載されています。ここも素材はステンレススチールで、シンプルなデザインのアクセントになっています。




ディスプレイサイズの確認のため、カードとサイズ比較をしてみました。見てわかる通り、大型のディスプレイを搭載しています。視認性がとても良く、情報の確認もスムーズです。




背面には各種センサーが搭載されています。センサー部の厚みが抑えられており、肌へのフィット感が向上しています。




背面もサラッとしたプラ状の素材で構成されていて、皮膚に触れる際にストレスが少ないです。汗をかいたり、やや濡れても不快に感じにくく、スポーツシーンにも最適です。


バンドはワンタッチで着脱可能。サードパーティ製のバンドに替えて気分を変えるのもおすすめです。


バンドは「液状シリコン」という素材が採用されています。医療現場などでも利用される素材で、アレルギーのリスクが低く、肌トラブルのリスクが少ないのが特長です。




バンドはサラッとした触り心地で、一日中装着していてもストレスを感じにくいです。「時計をつけるのが苦手な人」でも、快適に使用できると思います。




実際に装着してみると、大型ディスプレイが目を引きます。大型サイズだからこそ、ランニング中などでもパッと確認しやすく、文字も読みやすいです。測定データも、ディスプレイで問題なくチェックできます。




装着方法はやや特殊で、慣れるまではつけるのが難しいかもしれません。バンドの余りの部分が、バンドの内側に収まるデザインになっています。


装着方法を説明します。余ったバンドが外に出ない構造で、見た目がスッキリ、余ったバンドも邪魔になりにくい装着方法でした。






初期設定をしてみました。アプリに従うだけのスムーズな設定で、5分ほどで完了しました。


ウォッチフェイスもなかなかの完成度。1万円以下のモデルとは思えない質感でした。


文字盤の種類も豊富です。




















Amazfit Bip 5 Unityのメリット


ここでは「Amazfit Bip 5 Unity」を使ってみてわかったメリットを紹介します。
以下4点です。
- 測定項目は必要十分
- バッテリー持ちも問題なし
- つけ心地が良い
- 価格が安い
測定項目は必要十分


本機で測定できる項目は、以下の通りです。
- 心拍数や心拍数の異常アラート
- 血中酸素レベルや低血中酸素アラート
- ストレスレベルや高ストレスアラート
- 睡眠時間や睡眠スコア
- 120種類以上のフィットネス
- 歩数や起立回数、消費カロリー
十分じゃないですか?手首からこれだけの情報が引き出せたら。
- 日々の健康状態の目安になる
- 生活習慣改善へのヒントになる
- 運動を継続するモチベーションになる
「Amazfit Bip 5 Unity」には、より快適で健康的な生活をサポートする機能が詰まっています。
測定結果はこのように表示され、ひと目で確認できます。
























ただ、上位モデルとくらべると測定できる項目は少なめではあります。
例えば、以下は測定できません。
- 体温
- 体組成
- ECG(心電図)
- 血圧



必要以上の機能を省くことで、誰でも手が届きやすい価格を実現しています。
体温や体組成などの機能が不要であれば、Amazfit Bip 5 Unityはベストな選択肢になるはずです。
つけ心地が良い


スマートウォッチは基本、24時間の装着を前提としているデバイスです。
だからこそ、つけ心地は重要な要素になります。
その点で、「Amazfit Bip 5 Unity」のつけ心地は良いです。
軽い | 重さはわずか39.5g(バンド込)、つけていないかのような装着感 |
バンドの装着感が気持ちいい | サラッとした素材(液状シリコーン)を採用、肌にやさしく、アレルギー反応を起こしにくい |
バンドの留め方が快適 | バンドがはみ出さずしっかり固定されるので、ストレスを感じない |
大きめディスプレイでも不快じゃない | 薄型ディスプレイ(10 mm)を採用しているからこそ、つけ心地が良い |








装着感を重視する人に選ばれることが多い「スマートバンド」と比較しても、装着感はほとんど同じ感覚です。
スマートバンドを使っていた人のステップアップにもおすすめです。
バッテリー持ちも問題なし


使用スタイルによって差はありますが、僕の場合、バッテリーは実測で13日ほど持ちました。
ちなみにメーカーのスペック表は以下。
バッテリー容量 | 300 mAh(標準値) |
充電時間 | 約2時間 |
バッテリー寿命 | 省電力モード:26日間 標準的な仕様:11日間 ハードな使用:5日間 |
これだけ長持ちすれば、普段使いには十分で、ストレスは全くなかったですね。
参考までに、Apple Watchはほぼ毎日充電が必要です。
それとくらべると、13日がいかに驚異的か理解していただけるかと。
充電が、1ヶ月におおよそ2回で済む計算になりますからね。
- バッテリー切れの心配が減る
- 旅行や出張、帰省などでケーブルを持ち運びする必要がなくなる
- 心拍数や血中酸素などのデータを継続して収集できる



めんどくさがりな僕には、このバッテリー持ちはありがたい仕様でした。
価格が安い


「Amazfit Bip 5 Unity」の最大の魅力、「価格」です。
9,900円(税込)
1万円切りますからね。







これ、1万円以下に見えます?
スマートバンドがどこのメーカーでも1万円以下で売られていて、それなら理解できます。


このスマートウォッチが1万円以下!驚きです。
実際に使ってみて、高級感があるとは言いませんが、安物さ、プラスチッキーさはまったく感じませんでした。
むしろ良いか悪いかは別として、「それ、アップルウォッチ?」って間違われたくらいです。
機能的にも、アレクサ使えたり、Bluetooth通話できたりと、エントリーモデルとは思えない豪華さになっています。




ぜひね、「価格は安いのにディスプレイサイズが大きいスマートウォッチ」がほしい人に試してほしいですね。


Amazfit Bip 5 Unityのデメリット


ここでは「Amazfit Bip 5 Unity」を使ってみてわかったデメリットを紹介します。
以下2点です。
- Amazfit Bip 5から削られた点がいくつか
- 輝度の自動調節がない
Amazfit Bip 5から削られた点がいくつか
「Amazfit Bip 5 Unity」の安さには理由があります。
Amazfitの上位モデルスマートウォッチとくらべると、いくつか搭載されていない機能があるからです。
例えば、同価格帯である「Amazfit Bip 5」からは、いくつか機能が削られています。
Amazfit Bip 5 Unity | Amazfit Bip 5 | |
---|---|---|
![]() ![]() | ![]() ![]() | |
ディスプレイ | 1.91インチ フラットディスプレイ | 1.91インチ カーブドディスプレイ |
解像度 | 320×380, 260ppi | 320×380, 260ppi |
サイズ・重量 | 45.8×37.8×10 mm 25 g(バンド除く) | 45.9×38.1×11.2 mm 26 g(バンド除く) |
ボディ素材 | + プラスチック製ケース | ステンレススチール製フレームプラスチック製ケース |
防水性能 | IP68 | IP68 |
センサー | BioTracker™ 3.0 PPG生体センサー 3軸加速度センサー | BioTracker™ 3.0 PPG生体センサー 3軸加速度センサー |
GPS測位 | なし | 4衛星測位システム |
接続方法 | Bluetooth 5.2 | Bluetooth 5.2 |
スポーツの自動認識 | 6種類 | 7種類 |
日常使用時のバッテリー寿命 | 最大11日 | 最大10日 |
マイクとスピーカー | 対応 | 対応 |
搭載OS | Zepp OS 3.0 | Zepp OS 2.0 |
価格 | 9,900円(税込) | 12,800円(税込) |
詳細 | 詳しく見る | 詳しく見る |
特に「GPSの搭載/非搭載」は大きな差になります。
「スマホを持たずにウォーキングに行きたい」人にとっては、やはりGPS搭載のAmazfit Bip 5がおすすめです。
ただ、Amazfit Bip 5とくらべて良くなった点もちらほらあります。
特に、見た目はAmazfit Bip 5 Unityのほうがステンレススチールのフレームを採用している分、高級感があります。


その点で、購入する際は「必要な機能/不必要な機能」をしっかり考えることをおすすめします。
とはいえ、ただでさえコスパが高いAmazfit Bip 5から3,000円近く安いとなると…驚異的だよな。
輝度の自動調節がない
ここは気になる人が多いはずです。
「Amazfit Bip 5 Unity」には、ディスプレイの明るさを自動で調整する機能が搭載されていません。
つまり、暗い室内でも屋外でも、明るさは手動で設定しない限り変わりません。
となると、
真っ暗な部屋:ディスプレイがまぶしい
明るい屋外:ディスプレイが見えにくい
このように、自動調整がないことで不便に感じるシーンがありました。
もちろん手動操作で明るさを変更できるのですが、そのひと手間がややめんどうに感じることも。
価格を考慮すれば仕方のない点ではありますが、あえて注意点として触れておきました。
Amazfit Bip 5 Unityはこんな人におすすめ


- コスパ重視で手頃な価格のスマートウォッチを探している人
- 初めてスマートウォッチを使ってみたいけど、何を選べばいいかわからない人
- 予算は抑えたいけど、見た目をこだわりたい人
Amazfit Bip 5 Unityのレビューまとめ


「Amazfit Bip 5 Unity」を紹介しました。
低価格帯のスマートウォッチながら、
- 必要な測定項目をしっかり搭載
- バッテリー持ちが良い
- つけ心地が良い
- デザインが良い
と、1万円以下のスマートウォッチとは思えない充実した構成で、正直驚きました。
特に驚いたのがデザインの良さで、ステンレススチールをフレームに使った外観は、価格以上の価値がありました。



低価格帯のスマートウォッチを探している人には、間違いなく選択肢のひとつになる製品でしたね。


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